食育という言葉があります。
私は管理栄養士としてNPO法人に所属して、食生活に関する啓蒙活動を行っています。難しそうに聞こえますが、主な活動は、いくつかの団体や企業と協力して、レシピの提案や栄養価の計算をお手伝いしたり、病院の栄養指導をサポートしたり、男性や子ども向けの料理講習会の開催などを行っています。
食育という言葉は明治時代から使われているとか、農林水産省が推進しているとか、2005年に食育基本法が成立したとかいろいろありますが、面倒くさいので、気にしないでください。いろいろ面白い話もあるので、機会があったらお話しします。
実際に私が今やっているのは、ある団体のカタログ向けのレシピ作成と、子ども向けの料理講習会の講師です。また、会全体のとりまとめもやらせていただいています。
この中で、私が一番楽しみにしているのは、月に一度開催している子どもクッキングです。月に一回だけ、私は「先生」になり、子どもたちと一緒にいろいろな料理を作る時間を持たせてもらっています。子どもたちは毎回新しい表情を見せてくれます。みんなが今度はどんな表情を見せてくれるかを考え、毎回わくわくしながら頭を絞ってメニューを考えています。
月一回だけですが、これが私のエネルギーの源になっています。この子どもクッキングの時に出会った子どもたちとのお話を、これからご紹介していただきたいと思っています。