今日はとても天気が良かったです。朝に散歩した時、青空と白い雲がまるで夏のようでした。
草がすごい勢いで伸びていて、歩道が覆われそうな勢いです。歩いていたら、伸びてきた草が手のひらにかすかに触れてきて、思わずそこにない手をつかもうとしてしまいました。かすかに触れてくる感触が、子どもが小さい時の、おずおずと伸ばしてくる手の感触にそっくりだったのです。振り返っても、もちろん草が揺れているだけでした。
陽射しが真上からで、木の葉もみっしりと重なり合って茂ってきているので、木の下に濃い黒い闇が出来ています。あそこに入っていくと、どこか違う世界への道が続いていそうです。
夏っぽい、此岸から彼岸に行ってしまいそうな空気の日でした。