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楽しい毎日と、あとちょっと食のお話

ろびんのお部屋です。管理栄養士なので、栄養関係の話を中心にして、仕事の話、家族の話、読んだ本の感想を書いていきます。

オートバイ事故で右ひざの十字靭帯を前後とも切断した凄まじい危機

今週のお題「人生最大の危機」

お題が面白かったので、つい選んでしまいました。

わたしの「人生最大の危機」は、就職して4年目に遭った交通事故です。

 

当時わたしは東京の給食会社で働いていました。

そのころ私はオートバイに乗っており、休みの時にはつきあっていた彼氏とツーリングに行くこともありました。

 

ある日のツーリングの時、大きな橋の手前で、前方を走っていた乗用車がウインカーを出さずに急な進路変更で前方に出て来て後続のわたしにぶつかってきました。

わたしはバイクごと吹っ飛ばされて、空中を飛んで5回転ぐらい転がりました(事故の瞬間というのは意外に冷静な感じで、転がりながらも周りがよく見えていました)。

すぐに起き上がろうとしましたが足が動かせません。この時は痛みは感じませんでした。

彼氏も巻き込まれて片足がバイクの下敷きになり、歩けない状態でした。

 

後ろから来ていた別のライダーさんが警察や救急車へ連絡してくれ、人生初めて救急車のお世話になりました。

あの時のライダーさん、本当にありがとうございました。 

 

①身体のこと

右ひざはちょうつがいが完全に外れたようで、ひざから下は意思通りに動かすことができません。診てもらったところ、「右足の前後の十字靭帯切断」の可能性ということでした。

最初に行った病院でギブスをはめてもらい、そのまま主人の実家までタクシーで移動しました。

 転院後の始めに受けた診断では、これから一生正座は出来ないだろうとのこと。 

リハビリも含め3ケ月入院しましたが、療法士さんのお陰で正座ができるまで回復しました!(リハビリで足を思い切り曲げられるのは痛くて何度も泣きましたが)

 

②まわりへの迷惑

彼氏とは結婚を前提としたお付き合いをしていたので、お互いの両親には紹介済みだったのが幸いでしたが、彼氏のお母さんには口では言えないほどお世話になりました。

彼氏のご両親の実家に近い、いい病院を紹介していただき、入院中も上から下まであらゆることを世話していただきました。

結婚前にお母様に下着の洗濯までさせてしまい、恥ずかしさも通り越して全面降伏してしまった感じです。

 

岩手から両親も病院に来てくれました。本当に心配ばかりかけるバカな娘で申し訳ない限りです。

 

関東あたりにいる親戚やいとこも軒並みお見舞いに来てくれ、会社からも所長や同僚の皆さんもお見舞いに来てくれて、盛大に八方に迷惑をかけまくってしまいました。

 
③仕事のこと

長期入院なので、その間休職です。

せっかく慣れてきて、職場にも貢献できるようになってきていたのに、これでクビになるかな、と思っていました。

ところが会社の上司がとても親身になってくださり、わたしの休職中は代理を立ててくれて、リハビリが終わってから元の職場に戻ることができました。

もう、感謝しかないです。

 

④事故相手との賠償問題

担当してくれた警察の方も、加害者との間で何かあったら連絡してくれと言ってくれていましたし、保険会社の人に交渉をすべてお任せしました。

最終的に100%相手の過失が認められ、入院費用・雇用保障も含め、賠償してもらいました。

 

若いさかりに3ヶ月、身動きできない状態で病院に入らなければいけなかったので、いいことは全然ないのですが、とりあえず死ななくてよかったです。

 

命に係わるとんでもない危機でしたが、まわりの人に助けられて社会復帰できたのは本当にありがたいです。

人間って一人で生きているわけではないんですよね。

そんな当たり前のことに気づかされた出来事でした。