年号が令和に変わって間もなく、某大企業の社長さんが「終身雇用は難しい」とか言ってしまいました。日本ももう一つの会社にずっと務めるよりも、転職するのが当たり前になっていくのでしょうか。
わたし自身、転職を8回ほど経験しています。
転職をする時、気にしたのは以下のようなことでした。
- スキル(資格)を活かせるか
- 通勤時間はどれくらいか
- 何時に家に帰れるか、もしくは在宅で仕事ができるか
- お正月、夏休みなど長期休みをとれるか
下三つは子どもができてから考えざるを得なくなりました。
子持ちで働く女性は大変ですね。
大学を卒業して一番始めに就職したのは給食会社でした。
管理栄養士として給食のレシピ作成、栄養計算が主な仕事ということでしたが、実際に入ったら調理補助や何やかや、何でもかんでもやらされてせていただきました。
転職をするときには自分をアピールできることがあると強いと思うのですが、
わたしは管理栄養士の資格を持っており、最初の就職にはもちろん、のちのちの求職時にも、それが結構効いてくれました。
管理栄養士の資格を持った人は掃いて捨てるほどいるのですが、タイミングが合えば強い武器になってくれます。
2番目は、子育てが一段落してから職探しをして、セールス職につきました。
管理栄養士関係なしです。
とりあえず就職したくて入ったのですが、ノルマのプレッシャーがはげしく強い!
営業の仕事の厳しさを思い知りました。新規開拓も出来て褒められたりもしたのですが、最終的に続けられず、辞めさせてもらいました。
次は知り合いに紹介してもらい、管理栄養士として医療法人に監査のサポートをさせてもらいました。
ここでは、かなり本格的に管理栄養士としてのスキルアップが出来ました。
管理栄養士の資格を活かして患者さんへの栄養指導も任せてもらいました。
医療業務としての栄養指導は管理栄養士でないとできないのです。
とてもいい職場だったのですが、通勤が乗り換えを3回して、片道3時間以上かかるので、とてもとても残念ながら、監査を無事に通した後に惜しまれながらも退職しました。
その後は、ネットの紹介業者さんを通じて、惣菜を調理販売する会社のコンサルタントをやらせてもらいました。たくさんある惣菜メニューすべての栄養価計算を行い、栄養を考えた新メニュー提案などもさせてもらいました。
他にも管理栄養士の資格を活かして、ネットで募集していた栄養指導を請け負い業務などもやってきました。
ちょうどこの頃、レシピ作成者募集の広告を見て、食生活のカウンセリングを主に行うNPO法人に入りました。こちらは今も継続参加しており、料理教室やレシピ提案などを行っています。
その後も栄養士の資格を活かして幼稚園の給食の調理、大学病院の新生児用の調乳など、いろいろな職場を転々としてきました。
幼稚園では尊敬できる先輩の管理栄養士さんに出会うことができ、今NPO法人で中心的な立場になって進めていけるのはその時の経験があったからだと思っています。
資格を持っていると、それぞれの職場での仕事が職務経験として以降の仕事で活かすしていくことができます。いろいろな現場を経験したことが、今のNPOでのレシピ作成や、料理講習会の仕事にとても役立っています。
スキル(資格)が大事ということを強調してきていますが、なぜか現在は栄養士の資格とは関係ないお仕事をしています。
これは通勤時間の短さを最大優先した結果ですが、けっこう働きやすく、いつの間にかもう10年以上続いています。
仕事、というものについては書きたいことがまだまだあります。
それぞれの職場でお世話になった方も大勢いらして、自分が指導する立場になった時にとても参考になったりしています。
そのようなことやそうでないことなども、別の機会にお話したいと思っています。