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楽しい毎日と、あとちょっと食のお話

ろびんのお部屋です。管理栄養士なので、栄養関係の話を中心にして、仕事の話、家族の話、読んだ本の感想を書いていきます。

仕掛けいっぱいのミステリ「アリス殺し」

今日はお休みの日なのですが、一日曇天でどよーんとしています。

メールのお返事とか、NPOに提出する報告書書きとか、雑用に励みます。

 

さて、わたしの趣味のひとつに読書があります。

でも、最近本を読むのは職場のお昼休みの時間(フルタイム勤務は週何日かだけなので、トータル週2時間ちょっとくらい)とNPOのお仕事で月1回か2回、電車で出かけるときぐらいです。

そのため1冊の本を少しずつ読んでいくことになり、読了時にはかなりやり遂げた感があります。

 

最近「アリス殺し」(小林泰三 著)というミステリを読み終えました。

 

現実世界と不思議の国がリンクしていて、両方の世界で人や人でないものが殺されて、さてその犯人は誰だ!

というミステリです。

 

グロテスクな描写も多く、苦手な方もいるかもしれませんが、わたしはとても楽しめました。

 

不思議の国のアリス」の小説を読んだ人は(ディズニーのアニメではなく)、手を打って楽しめる内容になっているのではないでしょうか。

また、「不思議の国のアリス」を読んでいればいるほど、作者の思うつぼにハマるかもしれません。

残り100頁ぐらいからのひっくり返しの連続には、もう謎解き勝負どころではなく

「え、ええー!」と叫ぶばかりでした。

 

かなり異色のミステリなので、犯人が分かってからも「異世界物語」として読み返しても面白いです。

久しぶりに再読したい本に出会いました。

 

私が買ったのは文庫ですが、単行本の表紙も気になりますね。

アリス殺し (創元推理文庫)

アリス殺し (創元推理文庫)