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楽しい毎日と、あとちょっと食のお話

ろびんのお部屋です。管理栄養士なので、栄養関係の話を中心にして、仕事の話、家族の話、読んだ本の感想を書いていきます。

買ってよかったホームベーカリー、思っていたよりいい感じです。

台風が近づいているのに、なんか外は静かで、かえって怖い感じです。
明日は関東の鉄道も朝から運休が予定されているようです。
通勤、通学の方はいろいろ気をつけて、無理しないようにしてください。

 

我が家では、日曜日の朝食はだいたいパン食です。
1週間の中で、一番ゆっくり朝ごはんを食べられるからです。

 

トースト、野菜炒め+目玉焼きかオムレツ+ハムかソーセージ、コーンスープ、牛乳、ヨーグルトかカッテージチーズこんな感じで、
大体メニューは決まっています。

平日の朝はおにぎりと目玉焼きぐらいです。

パン食だと皿数が多い! 
つまり洗い物も多い!

パンは時間に余裕があるときに、楽しんで食べる感じですね。

 

そんなパンですが、7年前の秋に主人から
「食生活の質を向上させるため! パン焼き機の導入を提案する!」
と動議が出されました。

息子たちが小学生ぐらいのころ、ご近所でパン焼き機のブームがあり、
「焼きたてパン、おいしい!」
と皆さんおっしゃっていたのですが、数か月で
「飽きた」「セットが面倒」
となった顛末があったので、正直わたしは懐疑的でした。

「種類もいろいろ作れるみたいだし、米粉でも作れるらしいよ。家で焼いたパン食べたいなあ(ハー…)」
という主人の言外の圧力(言ってるじゃん)に押され、購入しました。

 

始めはスーパーで買ったパン用の強力粉で焼いてみたのですが、
「うん? こんなもんかなあ」でした。

「いや、町のパン屋さんがおいしいパンにするためにしている日々の努力はどこにある? よい材料を選ぶところから始まっているに決まっているじゃないか」という主人の言葉。

「えー、そんなに変わる?」と懐疑的な私に、楽天市場で北海道産の香麦(春よ恋ブレンド)という粉を見つけて購入し、突きつけてきました。

普通に焼いてみたところ、「なにこれ、全然おいしい!」

「そうだろう(にやり)」

この小麦粉にあってから、自家製パンがおいしいという事実を受け入れました。

そして焼き方をいろいろ変えて見たり、途中で出して追加発酵させたり、クルミなんかを入れたりと次から次へと新製品の開発に明け暮れました。

イーストもいろいろやってみて、うわさの生イーストも使ってみたのですが、それほど違いが感じられず、今はドライイーストを使っています。

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食パン

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ホテルブレッド、白パン

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ちぎりきな粉パン

いろいろ焼いてみましたが、どれもおいしいです。
前は近くのスーパーのパン屋さんがおいしくて、よく買っていたのですが、
申し訳ないことに今は買うことが全くなくなりました。 

パン焼き機は捏ねる、発酵、焼きとすべてお任せで焼くことができます。
朝焼きたてを食べたい時など、タイマーセットができるから便利ですよね。

さらに、捏ねて1次発酵まではパン焼き機にしてもらい、そのあと取り出して2次発酵させ、形作り、焼きまでをオーブンでやるようにすることで、驚くほどバリエーションが広がります。

小さくちぎって菓子パンを作ることも、ついていたレシピにあったので、
作ってみたらけっこう評判がよく、定番メニューになりました。

 

主人の両親は朝はパンを食べるのが普通のパン好きでしたので、
おうちに伺う時は(数時間かかるくらい、離れて住んでいるのです)、
よく白パンクルミパンを焼いて持っていきました。

義父が胃がんになって手術をし、胃を取って普通の量の食事を一度にとれなくなり、
少量に分けて何回も食べるようになった時に、
以前お持ちした一口大の甘い菓子パンならちょうどいいし、食べられると言われ、
何回も焼いて持っていき、行けない時は宅急便で送ったりもしました。

義父は残念ながら4年前の夏に亡くなりました。

亡くなる前に少しでもおいしく食べてもらえたと思うと、パン焼き機があってよかったと思いました。

義父が亡くなってからはこの菓子パンは作っていません。
なにか作る気がしないのです。

 

さて、ほぼ毎週パン焼き機を使い続けて4年ほど経ったある日、いつもの通りパンを焼いたら、かちかちの塊が出てきました。

「???」

どうもうまくこねられていないようです。

パンを取り出して作動させてみたら、材料をこねる羽の部分が動かないのです。

「どうしよう、こわれた。買い替えかなあ」

泣きそうになって言うと、主人は「ふむふむ」と言って、パソコンに向かいました。

「まだ4年でしょ。故障の例があるかもしれない」

ちょっと調べていましたが、「あ?」

主人は言って、今度は説明書を確認しています。

「あ、はーん」

「???」

「羽を回すところの軸受っていう部品は消耗品だってさ。説明書にも書いてある」

 

制作元のエムケー精工さんのページを見に行ったら補修用の替え部品が売られていました。すぐに注文してもらい、取り付けてまた完璧に動くようになりました。

説明書を見ると2年ぐらいで替えるものらしいです。うちのは結構頑張ってくれたのですね。

その後も3年くらいで軸受を交換し、元気に頑張ってくれています。

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交換した部品 右が壊れたもの

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交換後のパン焼き機の内釜

交換部品を提供してくれて、交換するだけで元のように使えるというのはありがたいです。

ホームページもわかりやすくて、エムケー精工さんに感謝です。


きょうもとうぜん、朝は焼き立てのパンでした。

パン焼き器は元気に頑張ってくれています。

これからもさらにレパートリーを増やしながら、パン焼き機を使っていきます。

うちで買ったのはこのタイプ。1斤用です。

替え用の軸受けです。今は楽天市場で買えてしまいます。とっても便利。

 

そしてずっと使っている小麦はこれです。本当においしく仕上がります。