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楽しい毎日と、あとちょっと食のお話

ろびんのお部屋です。管理栄養士なので、栄養関係の話を中心にして、仕事の話、家族の話、読んだ本の感想を書いていきます。

家事改革;ルンバ導入の思いがけない効果

便利家電による家事改革の第2弾はルンバの導入です。

ルンバについて

家庭用の自動掃除機の発想はかなり古くからありました。昭和のころの未来予想図やマンガなどには、かなりの確率でさまざまな自動掃除機が登場していました。そのころの自動掃除機はどんなホコリも逃さずに、家中をピカピカにしてくれるようなものばかりでした。

実際に実用化された初めての本格的なお掃除ロボットは、「自分のできるところをがんばる」真面目だけど少し不器用な優等生タイプでした。

ルンバ導入のメリット

ルンバを導入するメリットは、次の三つです。

  • 部屋のホコリをすみずみまできれいにしてくれる
  • 動かしたら、あとは勝手に充電器に戻るまで放っておける
  • テーブルや足高の家具なら下まで潜り込んできれいにしてくれる

実際にルンバに掃除をしてもらうと、人間がするとしんどい家具の下がきれいになります。

テーブルの下やソファの下などは、かがみこんで掃除をしなければならないので、ついつい大雑把になりがちです。ところが文句を言う人は、なぜかそういうところを目ざとく見つけるのです。

うちでも何度も何度も見つけてくれて、何度も何度も険悪な雰囲気になって、ということを繰り返してきました。お互いに幸せにならないのに、こういうところって気になるし、指摘されるとへこむし、「そこまで言うんならあなたが」と喉元まで来てしまうんです。

ルンバ君に週一回くらい部屋中を見てもらうようになって、その不毛な争いのタネがなくなりました。これは日々の暮らしの幸せにとって大きいです。

動かしたら、あとは勝手に充電器に戻るまで放っておけるのですが、何回か試して、今は基本的に家にいる時に動かしています。

外出から帰ったら、ルンバ君が充電器のところではないところにポツンといる姿を目撃することが何回かあり、「どこまで掃除したの?」と聞いても答えがない。仕方なくもう一回動かしたりすることが続いて、この子はわたしが家にいないとダメなんだわと理解しました。

たまに下に落ちていた紐を巻き込んで大変な事になっていたりもします。

標準で付いているお手入れセットにカッターが付いているのを見ると、これが日常的に起こるのだということが分かります。

ルンバ導入の副次的なメリット

ルンバは1次目的の掃除はそこそこやってくれますが、わたしの感じたメリットはもっと違う部分が大きかったです。

それは、部屋を効率的に片付ける手順が見えてくるということです。

家に人が遊びに来たときに、訪問者目線で自分の家を見て、ああ、ここが汚い、ここが片付いてないと感じてワタワタすることはないでしょうか。わたしはあります(えっへん)。

いつも見ているので、自分の目線では家の中が片付いているか散らかっているのかわからなくなってしまうんです。

ルンバ君をセットして、「さあ、ルンバ君、行けるかい?」という目でリビングを見渡すと、SF映画で視界の中にターゲットや数値が出てくるように、「あのクッションはあそこにあるとまずい」「あそこに箱があるとルンバ君が向う側を掃除できない」「そもそもルンバ君の可動ルートがない!」などの信号がピピピっと脳内を駆け巡ります。

ルンバ君に掃除をお願いすることで、自分目線でなく他人(ルンバ)目線で部屋を見られるということです。

ルンバ君を動かすために、邪魔なものを片付けることで、床の上に物のないすっきりとした空間が実現していくのです。

ルンバ導入の際に注意しなければいけない点

ルンバ君はいろいろと頑張ってくれるのですが、注意しなければいけない点がいくつかあります。実際に買ってから「こんなはずじゃなかった」ということにならないように、以下の点を理解しておいてください。 

  • 音と振動がけっこうある
  • ゴミ捨てに少し手間がかかる
  • 完全にきれいになるわけではない
  • 濡れゴミには無力でむしろマイナス

実際にルンバを動かすと、音と振動がけっこうあります。一戸建てならそれほど気にすることはありませんが、マンションやアパートだとどうでしょう。

ルンバの掃除は15分から30分くらい、長いと50分くらいかかるときもあります。

うちで挿入しているのは一番安いくらいのものだったので、走行する時の音もぶつかって方向転換する時の音もにぎやかです。周りに音が響くような環境だと、いろいろ問題になるかもしれません。

また、ゴミ捨てにも少し手間がかかります。ゴミ捨て自体はカートリッジ部分を外して捨てるだけなので簡単なのですが、フィルターについたホコリを小まめに掃除する必要があります。うちでは標準のツールプラス古い歯ブラシで掃除しています。

タイヤなどが噛み込んだ紐や髪の毛も一ヶ月に一回くらいはきれいにしてあげましょう。

また、ルンバ君の掃除は完璧なものではありません。ある程度残るホコリがあるのは当たり前だと考えましょう。残ってしまったホコリはそこだけほうきで掃くか、掃除機をかければ掃除完了です。それでも掃除の手間は大幅に減っているのですから、これで十分です。

また、ルンバ君は濡れているゴミには無力です。むしろ引きずって汚れを部屋中にこすりつけてしまいかねません。濡れゴミは確実にない状態でないと、ルンバ君は実力を発揮するどころか、部屋全体を汚してしまう元凶になってしまいます。

ルンバは掃除をお手伝いしてくれるもの

 ルンバは洗濯機などと同じく、お掃除を自動化して自分の自由時間を増やしてくれるアイテムです。

洗濯機が洗濯物を畳むところまでやってくれないのと同じように、ルンバも人の手が必要な部分が少しだけありますが、お手伝いをしてくれているのだと思えば十分に満足できる結果を出してくれます。

ルンバ君は掃除する人が文句を言われなくなり、大事な時間を文句を言い合うことに使わなくてもいいようにしてくれる、家事改革の優良アイテムです。

 

お掃除の減量だけが目的なら、安いものでかまいません。

 

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