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楽しい毎日と、あとちょっと食のお話

ろびんのお部屋です。管理栄養士なので、栄養関係の話を中心にして、仕事の話、家族の話、読んだ本の感想を書いていきます。

今年初めての子どもクッキングをしました

朝は雲が多かったですが、だんだん晴れて穏やかな日和の一日になりました。

今日は今年初めての子どもクッキングです。

メニューは「麻婆なす」「ご飯」「3色のナムル」「ごまのクッキー」

 

「麻婆なす」はなすが嫌いな子がいたらどうしようと心配してました。

自分もなすの美味しさを感じるようになったのは、大人になってからだし…

幸い、初めて麻婆なすを食べたという子も含めて

「おいしい、おいしい!」

「これ、白いご飯とあうよね!」

と完食してくれました。

 

ナムルはほうれん草とにんじん、豆もやしで作りました。

それぞれの野菜で茹で方が違います。

ほうれん草は沸騰した湯でさっと茹でて、水にさらします。

シュウ酸のアクをとるためと、急冷して色止め(茹でたての緑色が黒く変色するのを防ぐ)するためです。

にんじんも沸騰した湯でさっと茹でるのは同じですが、その後はザルに上げて水にはさらしません。

もやしは水から入れて茹でます。その方がしゃきしゃきした歯ごたえが残ります。

 

それぞれのやり方とその理由を説明したら

「それ家庭科でやった!(ほうれん草のアク取り)」

「それは聞いていないー!(ほうれん草の色止め)」

など子ども達も反応してくれて、今回取り上げてよかったと思いました。

 

「ごまのクッキー」は強力粉と薄力粉を同量ずつ使ったので、ずっしり重い感じのクッキーになりました。

いりごま、練りごま、バターなどを加えて風味を出します。

捏ねて丸めたらしばらく休ませ、そのあと麺棒でのばして切ります。

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均一の厚さにのばします

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いろいろな形に切る子

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星形に切り抜く子

みな、工夫をこらして自分だけのクッキーを作ってくれました。

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盛り付けてできあがり!

新年なので、お正月の雰囲気のランチプレートを広げて食べてもらいました。

 

今日を最後に辞めてしまう男の子と一緒に写真を撮りました。

ちょうど今わたしと同じくらいの背丈だったので、

「今度会う時は絶対、追い越されているね!」

と声を掛けましたが、別れは切ないですね。

 

その子のお母さんから

「この教室にきてから、嫌いな食べ物で克服できたものもあります。

学校でも家庭科の調理実習の時間はすっかりリーダーになって、料理や片付けを先に立ってやっているみたいですよ。」

とお聞きしました。

ここでの経験が糧になってくれると本当にうれしいです。