今日は思い出の小説のお話をします。
いままで自分が持っていた本の中で、一番読み返したものは何かと考えてみたら
これでした。
コナン・ドイル著 「失われた世界」
小学生の頃、世界名作全集の1冊だったこの本を父に買ってもらい ました。
タイトルに惹かれてこの本を選んだと思います。
コナン・ドイルというとシャーロックホームズシリーズで有名ですが、わたし的にはこちらが一押しです。
(ホームズより、ルパンの方が好きでしたし)
あらすじとしては、絶滅した恐竜たちが今も生きている場所を探して、駆け出しの新聞記者と、2人の古生物学者、世界的冒険家、計4人がチームを組んで、探検していくという冒険小説です。
行方不明になった学者の残したメモを元に、アマゾンの高地へ向かうのですが、どうやったら他の世界から隔絶された場所に行くことができるのか?
(恐竜がいるところは、そそり立った絶壁に囲まれた大きな台地になっているので)
いろいろな準備をしたり知恵を絞るところも楽しいし、次々とせまる危険を切り抜けるところもわくわくドキドキします。
そして恐竜との遭遇、猿人や原住民も登場して、もう盛りだくさんな展開です。
わたしはこの小説で恐竜の名前や習性を覚えました。
反面、そのせいで女の子らしさを欠くことになったのは否めませんが、後悔はしていません。
それからその「失われた世界」から脱出するところでもまたわくわくさせられます。
イラストや地図などが入ったジュブナイル版を読んだので、視覚的にもとても印象に残りました。
プテラノドンがロンドンの空を飛んでいくラストシーン(ネタばれにはならないですよね…)は最高だと思います。
今手元にこの子供向けの本が残っていないのが返す返すも残念です。