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楽しい毎日と、あとちょっと食のお話

ろびんのお部屋です。管理栄養士なので、栄養関係の話を中心にして、仕事の話、家族の話、読んだ本の感想を書いていきます。

占い師のところにくるひとには2種類しかいない

今週のお題「うるう年」

うるう年って不思議ですよね。1年に1/4だけつじつまが合わないので、4年に1回だけ1日追加するって、何度聞いても「???」という感じです。

2月29日の前の2月28日だけ、「つじつま」が最大の0.75まで溜まって、2月29日に開放されるわけですよね。

その「つじつま」最大のタイミングって、なんかハラハラしませんか? どんどん空気を入れられて、割れる寸前になっているような気がして。

結論:うるう年の2月28日はとても危険な日!

なんて、太陽暦を信奉している人だけの暦の問題なんですけどね。

占いはとてもおもしろい

ところで、占いの世界でうるう年はどんな扱いになっているのでしょうか。

スピリチュアルパワー、めっちゃありそうじゃないですか?

こんなことを書くことからもわかるように、わたしは占いをあまり信じていません。これまでの人生で、占い師の方に見てもらったことは一度もありません。

わたしの友人たちの中には、けっこう占いを信じている人もいて、人生の一大時には必ず占い師に見てもらうという人もいます。

星座でも手相でも血液型でもタロットでも、変化のキーツールが限られているので、同じ結果はかなり出るわけですね。そうすると、人生で起きる事象はかなり同じ結果につながってしまうのでしょうか。

「あなたはバナナの皮で滑って転ぶでしょう」といわれたら、滑って転ぶ現象は同じで、ハイヒールを履いて転ぶか、サンダルを履いて転ぶかは占いでは面倒見ないという解釈でいいのでしょうか。

こちらはどちらかといえば、「転んだおかげで素敵な人と知り合う」とか、「転んだところに大金が落ちている」という予測を知りたいわけです。

転んだ時に素敵な人と出会うという占いを受けたら、古いサンダルを履いていたらいやだなあということで、しばらくはいつも気合の入った服装で出歩くということになるわけです。

占い師のところに来る人たち

友人や知り合いを見ていると、占い師さんのところまで占いをしてもらい行く人は、2種類しかいないように思えます。

  • 絶対に失敗できない案件を抱えており、真剣に藁にも縋りたいひと
  • 占いを信じている人をあざ笑いたくてたまらない、冷やかしであることを隠さないひと

そして、とても面白いのは、冷やかしで行った人が、なぜか占い師さんの言ったことを無意識に、まじめに守っていることがあること。

わたしの中には、選べる行動の中に、占い師さんのところに行くという選択肢がそもそもありません。

それはそれで人生の楽しみを一つ失っているような気がして、少し寂しいのも事実ですが…

占いの正しい活用の仕方

まるで占いを信じていないように見えるわたしですが、主人と出会って少し考え方が変わりました。

付き合い始める前から、大勢で話をしたりしていると、話の中に占いの話を持ち込んでします。

「私は牡羊座だから」

「血液型がABだから」

「守護星が火星だから」

わたしの友人が彼に訊いたんです。

「…そういうの、信じてるんですか」この友人は、信じていないといいながら、なんの疑問も持たずに占い師さんのところに行ったりする人でした。

「信じてはいません。でも、自分に都合のよいことだけを信じてます」

こやつ、化け物かと思いました。

付き合い始めてからこの話を訊くと、占いを信じてしまうことはないけれど、占いの中でこの条件の人はこういう性格なので、こういうことをするのに向いている、という部分を見て、自分がこれからやろうと思っていることに合った特性を信じるのだそうです。

「みんなを引っ張っていく、指導力のある人間です」

「天才肌で、人の考え方と違う解決策を考え付きます」

「戦いの神が守護神なので、戦って負けることがありません」

何かをしようとする時に、自分がそれを実現できるかどうか、自信がなくて引いてしまいそうなときに、それをチアアップしてくれることばを信じるのだそうです。

確かに、普通これは無理じゃない? と思えるような仕事を振られた時でも、「了解でーす」と言って受けてしまうことがよくあります。

大学で展覧会の企画・実施を振られた時も、会社でいきなり海外出張を命じられた時も。「本当に大丈夫?」と会社に言われて、じゃあ振るなよと笑ったといっていました。

わたしはさそり座のA型です。

どちらもネガティブなことを言われることが多く、嫌で仕方なかったのですが、主人と一緒にいるうちに、「粘り強い」「信じたことを最後まで貫く」「誠実である」「人と人の和を大事にする」など、自分がやろうとしていることを後押ししてくれる言葉を信じられるようになりました。

占いをこのように使うと、人生はとても軽やかになります。

 

まあ、占いについては一定の距離感を保って生きているのですが、少しいいなと思ったのは、この前亡くなられた遠藤周作さんが書かれたエッセイの中で、占い師に見てもらった時のお話です。本当でも嘘でも、そんなことがあったら、人生はさらに美しいものに見えてくるかもしれません。

狐狸庵閑話

狐狸庵閑話

 

 あと、タロットも好きです。とてもきれいで怖い絵が描かれており、ひょっとしたらどこかでわたしの人生を予言してくれるかもしれないからです。