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楽しい毎日と、あとちょっと食のお話

ろびんのお部屋です。管理栄養士なので、栄養関係の話を中心にして、仕事の話、家族の話、読んだ本の感想を書いていきます。

コロナでいきなり終わらされてしまった卒業までの学校給食は切ないね

今週のお題「卒業」

 

息子6年生。急遽最後になってしまった小学校の給食に、栄養士さんが朝5時にやってきて…その給食の内容に「素敵な学校」「本当の神対応」と絶賛の声が殺到 - ツイナビ | ツイッターの話題まとめ

みんながんばってる!

2020/03/05 19:02

 

コロナ騒ぎで春休みが早まり、小中学校での給食も早じまいせざるを得なくなりました。牛乳など給食で使われるはずだった食材が余ってしまったり、給食があるから考えなくてよかった子ども達のお昼の用意に親が頭を悩ませることになったり。

あちこちで大きな影響がでています。

わたしも管理栄養士として幼稚園の給食を作っていた経験があるので、給食現場のスタッフさんは本当に大変だと思います。

 

上に挙げたお話は、そんな中で流れてきたちょっといいお話です。

ただ、少し気になることがあります。「うちの子のところはこんなことやってくれなかった」という文句を言いだす保護者がいるのではないかということです。

このような特別な対応は、自校給食であり、かつ校長先生他上層部の理解があり、さらにそれを支える調理スタッフの人数が足りている時だけに実現できます。

その条件の上で、献立を立てる栄養士さんなり管理栄養士さんが、一所懸命考えて、できることとできないことを考えて、努力・工夫したから実現できたのでしょう。

 

そもそもセンター給食のように、一ヶ所で調理して、地域の複数の学校に給食を提供するようなシステムの場合はできません。

スタッフがぎりぎりの場合、予算が潤沢にあり、ある程度の決裁権が現場に任されていないと、実現不可能なのです。

現場の方々は、それぞれ精一杯がんばられています。くれぐれも、いい話をいやな話にしないでいただきたいと思います。

 

それにしても、早朝から出社した栄養士さん、それに協力した調理員の方々、お疲れ様でした。

一日も早くコロナウィルスが終息して、安心して暮らせる日が来ますように。