好天気が続きます。梅も桃も桜もモクレンも咲いています。
家のお勝手口を開けたら、目の前の地面のたんぽぽの花が開きそうになっていました。
今日は自炊生活を始める方への第3弾、野菜についてのお話です。
常備したい野菜
使える料理の幅が広く、常備すると便利な野菜を挙げてみました。
キャベツ
生をきざんでも、手でちぎってもよし、炒めてよし、煮てよし、蒸してよしの万能選手です。
ビタミンと食物繊維の供給源になります。
1個で購入して、一枚ずつ外側からむいていくのが長持ちして理想的なのですが、始めは1/4カット、1/2カットのものをからでもOKです。
ただ、切り口から変色してどんどん傷んでいくので、早めに使い切るようにしてください。
にんじん
生でスティック状に切ってそのまま齧っても、炒め物、煮物にも。彩りとしてもにんじんの赤が入ると華やかになります。
常温保存はできますが、冷蔵庫での保存の方が日持ちします。ただ、冷蔵庫に入れてもだんだんしなびてくるので、みずみずしさが残っているうちに使いましょう。
ビタミンAとC、食物繊維が豊富です。ビタミンAは油と一緒に摂ると吸収がいいので、炒めたりドレッシングをかけたりして食べるのがおすすめです。
じゃがいも
炒めて、焼いて、揚げて、煮て、蒸してと幅広く調理できます。常温で保存できるので、便利です。
あまり置きすぎると芽が出てきたり、しなびてくるので注意です。
じゃがいもの芽や緑色になった皮にはソラニンやチャコニンという毒素があるので、食べる時には完全に取り除いてください。陽にあたると発芽や緑化が進むので、布の袋やダンボールに入れての保存が必須です(ビニール袋だと光が入って有毒化するし、蒸れてカビが生える危険もあります)。
栄養的にはビタミンCと食物繊維が期待できます。
なおここでは野菜に入れていますが、栄養的には「いも類」という分類になり、穀類と同様にエネルギー源になります。
玉ねぎ
炒め物、焼き物、煮物、生のまま薄くスライスして水にさらしサラダに加えても。
常温保存しますが、夏場は腐りが早いので外皮をむいて冷蔵庫での保存がおすすめです。
玉ねぎは発芽することがありますが、じゃがいもの芽と違い食べられます。炒め物にするとおいしいです。
栄養的にはビタミンCが期待できます。切ると目に染みる成分の硫酸アリルは、血液をサラサラにし、血圧を下げる効果があります。また血糖値を下げたり脂質を減らす作用もあるので、肉と合わせて食べたい野菜です。
あると便利な野菜
あると料理のレパートリーを増やせる野菜です。栄養的にもプラスなので、積極的に取り入れていきたいものをご紹介します。
青菜(小松菜、ほうれん草など)
カルシウムとビタミンAが豊富です。
小松菜は下茹でしなくても、洗って切ればすぐ使えるので便利です。
多めに茹でて、水気を切って1㎝幅に切り、ファースナー付きのビニール袋に入れて冷凍しておくと、使いたいだけ取り出して、凍ったまま炒めたり煮たりできます。
きのこ類(しいたけ、しめじ、えのき、えりんぎなど)
きのこ類は炒めても煮ても、うま味、とろみがでておいしくなります。
野菜や肉と組み合わせて食べるといろいろな副次効果もあります。
栄養的には食物繊維が摂れ、特に干し椎茸はビタミンDが豊富で骨を丈夫にしてくれます。
きゅうり、トマト
生のままかじれる、調理の手間ゼロで使える野菜です。
ビタミンCと余分な塩分を体外に出してくれるカリウムが豊富です。
もやし
その価格の安さと、肉と炒めるとボリュームがでるという大きな魅力がある野菜です。
欠点といえば日持ちがしないこと。購入してから2、3日でニオイが変わってしまいます。
対策としては買ってすぐにサッと茹でておくこと。これだけで2日ほど賞味期限が伸びます。
茹でたものをポン酢に漬けておくと、サラダにも箸休めにも。栄養的にもカルシウム、カリウム、ビタミンB1、ビタミンC、食物繊維などを含む優れものです。
野菜売り場はスーパーマーケットなどでも最大の売り場面積を誇っています。食べたほうがよくておいしいものベストワンの食材です。
いろいろな野菜を見て歩いて、おもしろそうな野菜をいろいろ手に入れてみて、料理のレパートリー増にチャレンジしていきましょう。
次回は肉類やその他の食品についてです。
今日の料理
ゆでタケノコ、一晩置いて皮をむきました。
穂先は梅和えにしました。
それから定番のたけのこご飯!
タケノコの他、油揚げとにんじんを加えて炊きました。
ダイエットを意識して、ごはん類はお膳一椀と決めている主人がおずおずとお茶碗をさし出してきました。まあ、たまにはいいでしょう。
おいしいものを素直に喜んでくれるのも主人の美点です。春満タンの食材を使って腕を振るった甲斐があるというものです。
もっともっとおいしいものをたくさん食べてもらわなくては。
ということで、タケノコ祭りはまだまだ続きます。