好きなシリーズもの と考えて、小野不由美さんの「十二国記」と浅田次郎さんの「蒼穹の昴」が浮かびました。
「十二国記」はわたし達の住んでいる世界と繋がっているのだけど、全く理が違う世界でのおはなしです。
その世界には12の国があり、年齢性別を問わず、霊獣「麒麟」に選ばれた者が契約を交わして「王」となり、国を統治します。
「王」は不老不死ですが、治めている国が乱れることが長く続くと「麒麟」が病になって死に、「王」も命を失うというのがこの世界の決まり事です。
異世界ファンタージーであり、歴史ものとして見てもとても面白いです。
延国の王の尚隆、麒麟の六太、恭国の珠晶、載国の黒麒麟の泰麒など、登場人物が魅力的で、感情移入しまくりでページを追っていました。
山田章博さんの挿絵がぴったり嵌って、こちらも大きな魅力です。
「十二国記」は前日談の「魔性の子」も入れると11冊が出ています。
それから続きが中断されたまま18年が過ぎて、今年新刊が4冊まとめて発売になりました!
初めての方はここから読んでも分からないでしょうから、まずは「図南の翼」から読まれることをお勧めします。
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珠晶(しゅしょう)という12歳の女の子が、「王」を目指していくおはなしです。
ラストの爽快感がものすごいです。
浅田次郎さんの「蒼穹の昴」シリーズについては、また今度ご紹介します。