今週のお題「怖い話」
お盆ですね。
とにかく暑いです。クーラーを効かせた部屋の中に閉じ籠っています。
実家の家のすぐ隣と裏手にお寺がありました。
お盆の昼はお墓参りの人でにぎわい、夜も裸電球で照らされて明るかったです。
カラスがお寺の杉の木の高い梢にとまって、隙あらばお供え物をかすめ取ろうと狙っています。
亡くなったひとが帰ってくるお盆は、こんな風ににぎやかで騒がしかった記憶しかありません。
普段のお寺は子ども達の遊び場で、アブラゼミやトンボの採取場所でした。
「墓場でケガすると、なおらなくなるよ」
と大人たちからいわれていたので、墓石の周りを走り回ったり、墓石によじ登ったりする子どもはさすがにいませんでしたが。
こんなに墓場の近くで過ごした十数年間でしたが、まったく霊的な経験はありません。
幽霊や霊魂が存在するかというと、わたしは否定的なのですが、亡くなったひとを迎えるのに火を焚き、あちらに帰っていただくために送り火を焚くという儀式は、なにか心が落ち着きます。
「怖い話」は現実の方で多く経験したので、それについては別に書こうと思います。
おまけ
TVで「となりのトトロ」が放映されていました。
何度見ても、冒頭の引っ越しからまっくろくろすけが出てくるまで、目が離せない展開です。
さつきが真っ暗な外にでていき、風に焚き木をさらわれるシーンが大好きです。
なんの灯りもない真っ暗な闇は、昔は普通に身近にありました。
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