今週のお題「ごはんのお供」
お題の「ごはんのお供」ですが、メインのおかずでも箸休めでもいろいろ浮かびます。
でも、日本人ならごはんといえば「味噌汁」でしょう!
今日の味噌汁
「わかめと豆腐の味噌汁」は、常備している乾燥カットわかめとパック豆腐で簡単に作れます。
長ねぎでも小ねぎでもねぎがあれば、さらにおいしくできます。
わたしが初めて家族のために作った味噌汁も、わかめの味噌汁でした。
ただ、塩蔵わかめを洗っただけで入れてしまい、味噌汁をすくおうとした母が持ち上げたおたまにすだれのように、長いままのわかめが絡みつくことになりました。
大失敗です。
わかめが加熱されてあんなに広がるなんて、知らなかった…
料理研究家の土井義晴さんの唱えている「一汁一菜」という考え方があります。
【おかずをわざわざ考えなくても、ごはんとみそ汁を作り、みそ汁を具だくさんにすればそれで充分「一汁一菜」になる】
ごはんと味噌汁(ただし具だくさんのもの)を用意すれば、それで食事が整うというのです。
管理栄養士の立場から見ても、この考え方はうなずけるところが多いです。
調理に対するハードルを下げる。
ひとり暮らしでも無理なくできる。
というのは大きいです。
味噌汁を飲むことで、味噌という発酵食品も、たんぱく質も摂れます。
野菜は煮るとかさが減るので、味噌汁に入れると50gぐらいは簡単に摂ることができます。
一日に推奨されている野菜量は350gですので、味噌汁2杯飲むだけで3割ぐらい摂ることが可能です。
土井さんも「一汁一菜」は「あくまでもスタイル」で、他におかずをつけてもいいし、和食にこだわらなくてもいいと説明されています。
まずはここから食事の基本を作っていこうという提案には賛同できます。
土井さんの提案された組み合わせの中に、バタートーストとみそ汁というのがあるのですが、子どもの頃、わたしもこれをやったことがあります。
バターと味噌の組み合わせは合いますね。
ラーメンも炒め物も、コクがすごく出ておいしくなります。