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楽しい毎日と、あとちょっと食のお話

ろびんのお部屋です。管理栄養士なので、栄養関係の話を中心にして、仕事の話、家族の話、読んだ本の感想を書いていきます。

ごはんがスルスル飲み込まれていく恐ろしいものとは

今週のお題「ごはんのお供」

まだまだ続きます、ごはんのお供のおはなしです。

 

きのうはご飯の上におかずをのせる「丼」のことを書きました。

きょうは単品の食材をご飯の上にのせることで、ご飯が消費されていくものを考えてみました。

生たまごをのせて、「たまごご飯」

納豆をのせて、「納豆ご飯」

めかぶをのせて、「めかぶご飯」

 

卵も納豆もめかぶも副菜というより、ご飯と合わせたサイドメニューという感じでしょうか。

 

この3つも捨てがたいのですが、子どもの頃から大好きなご飯の上にのせるものがあります。

それは「とろろ」です。

 

すり鉢で長いもをすりおろして、すりこぎで滑らかにのばしていきます。

充分滑らかになったところに、削り節でとった出汁にしょう油を混ぜたものを少しずつ加えてさらにのばしていきます。

最後に手で揉んだ焼き海苔をちらしてできあがり!

 

岩手の実家でのとろろの作り方です。

これをすり鉢ごと食卓にだして、ご飯のうえからお玉で好きなだけかけて食べるのです。

スルスルと無抵抗にとろろご飯がお腹の中に落ちていきます。

おいしい、いくらでも食べられる…

 

長いもの中にはアミラーゼという、でんぷん分解酵素が含まれています。

そのためご飯の消化を助けてくれるので、胃もたれしにくいのです。

食べたご飯のカロリーが無になるわけではないのですが。

 

主人のご両親は福島の出身で、主人もわたし同様にとろろご飯が大好きです。

「とろろまんまはずーはっぺー」

主人がとろろご飯を食べる時に、呪文のように唱えているので聞いてみたら

「とろろご飯はつるつる入るので、お茶碗18杯ぐらい楽々入ってしまう」

という意味だそうです。

わかる!

 

とろろ作りにはすり鉢すりこぎが欠かせませんが、いま家にある方は少ないようです。

子どもクッキングでは、煮大豆をすりつぶして呉汁を作ってもらったり、おはぎのご飯を潰したり、ごまをすりつぶしてごま和えを作ってもらったりと積極的に使用しています。

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子どもクッキングの一コマ

すり鉢とすりこぎを出すと、子ども達のテンションが上がります。

食体験として、すり鉢すりこぎはこれからもどんどん使ってもらいます。

 

昔ながらのものも、おしゃれなものも、いろいろあるので、ご家庭の人数に合わせて探してみてはいかがでしょうか。