今週のお題「ごはんのお供」
きょうもしつこくごはんのお供のおはなしです。
白いご飯の横にあってうれしいもの。
和定食のセットで、添えられていないと許せないもの。
それは「漬物」です。
日本では漬物は、塩、ぬか、酒粕、お酢、味噌、しょう油などを使って、きゅうりやなす、大根など野菜を漬け込んだものが多いです。
洋食ではお酢に漬けたピクルスという漬物があります。
小茄子の塩漬け
中学生の頃、初めて漬物に挑戦したのが「小茄子の塩漬け」でした。
初夏に細くて小さな小茄子が売られているのですが、それをたっぷりの塩で揉んで、
蓋を手でねじ込んでいく式の漬物器で漬けます。
塩加減や漬け込む時間の加減が分からなくて、アクが残って渋みが強かったり、色が紫色ではなく、茶色っぽくなってしまったりと失敗の連続でした。
たまにうまく漬かると炊き立てのご飯の上にのっけたり、お茶漬けにしたりしてその味を堪能しました。
にんじんのぬかみそ漬け
むかし社員食堂の栄養士をしていた時に、パートのおばさんが厨房でぬかみそ漬けを作っていました。
半端に残った野菜をぬか床に入れて、できあがった漬物は定食の一品として添えたり、調理員の賄いご飯に出してくれたりしていました。
わたしはこの時、ぬか漬けのおいしさにどっぷりハマってしまいました。
特ににんじんのぬか漬けはいまでも大好物です。
ぬか漬けが得意なそのおばさんは、ぬか床にピールを加えたりいろいろ工夫をこらしていました。
ああ、もっと詳しく作り方のおはなしを聞いておけばよかったと今でも悔やまれてなりません。
それほどあの時のぬか漬けはおいしかったです。
きゅうりの一夜漬け
とにかく簡単なので、よく作ります。
子ども達のお弁当にもよく入れていました。
ひと口大にきゅうりを回し切りにし、塩で揉んで少し置くだけでもいいし、大葉やにんじんを細切りにして加えてもいいです。
塩で揉んだきゅうりをちょっとアレンジしても面白いです。
今日もそんな一品を作りました。
生協で購入した漬物用のきゅうりです。
いぼが痛いくらいの新鮮なきゅうりでした。
このまま味噌をつけて食べてもおいしそう!
小さなきゅうりは長さを半分に切って、さらに縦に4等分に切って塩で揉みます。
軽く絞ってほぐしたカニかまぼこをそえ、ごま油としょう油ひとたらしして和えます。
塩でしんなりしたきゅうりにごま油としょう油がなじんで、おいしい箸休めの一品になりました。