きょうは風がありましたがよく晴れて、久しぶりに20度を超える暖かさになりました。
10月もあと数日を残すだけです。
明日からはまた朝昼の気温が下がってくる予報です。
きのう見た漫画
天下統一に突き進む、織田信長の下で働く伊賀の忍び千鳥(ちどり)が主人公の4コマ漫画です。
歴史の予備知識がなくても楽しく読めるギャグ漫画です。
もちろん、歴史に興味がある方はより深く楽しめます。
今年10月に最新刊の17巻がでたのですが、連載が始まったのは2008年ということですがら、もう12年も続いている物語なのですね。
17巻では村上水軍(信長に敵対する本願寺に味方する)と織田側の九鬼水軍との海戦の様子と織田家の重臣の荒木村重が裏切るところまでが描かれています。
この漫画、ギャグマンガの形をとっていますが、史実通りひとがどんどん死んでいきますし、ヒロインの千鳥も血みどろになって山ほどのひとを手にかけています。
すべて信長の「戦のない国を作る」という夢のためです。
甘味好きな信長、ボケつつ過激な行動をする妻の帰蝶、小心者の秀吉、突っ込み担当の明智光秀などギャグとして笑いながら見られる内容なのですが、巻が進むにつれどんどんつらい状況になってきました。
まあ、史実にのっとってのおはなしなのでしょうがないのですが…
個人的には森可成(もり よしなり・織田家の武将、森蘭丸の父)が亡くなったところがショックでした。
裏切りを何度もしてきた松永久秀(今の大河の「麒麟が来る」では吉田鋼太郎さんが演じています)がこの前の巻で退場しました。
巻が進むたび、「裏切り」のキーワードが前面にでてきて、そのたびに明智光秀の表情が陰っていきます。
この作者さんは「信長の忍び」と同時進行で、
「軍司 黒田官衛伝」…「信長の忍び」のちょっと先のおはなし」
「政宗さまと景綱くん」…これもちょっと先のおはなしで、天下人となった秀吉と政宗が対面するところで終わっている。
「真田魂」…真田正幸、信幸、信繁(のちの幸村)のおはなし。
「明智光秀放浪記」…若き日の光秀のおはなし
他にもこれだけの歴史4コマを描いています。
このなかでは明智光秀の謀反後を描かれたものもあります。
ここに向かって「信長の忍び」ではどう描かれていくのか、胸を痛めながら見守っていきます。
なんだかんだいって、個人的には明智光秀に一番感情移入してしまっているので。
それから架空のキャラクターであるヒロインの千鳥と、同じく忍びの助蔵がラストはどうなってしまうか気になります。
信長に殉じてしまうのか、新たな道を踏み出すのか…
この最新刊の17巻はいろいろな意味でフラグが立ちまくりの巻でした。