コロナの影響が生活にはっきり出てきたのは、去年の3月ぐらいからでしょうか。
中世ではないのだから、伝染病でこんな世界が来るとは思っていませんでした。
職場は医療関係なので、消毒薬やマスク、グローブの確保に努め、患者さんの感染防止の対策や消毒の徹底、自分が感染しないためのフェイスシールドの着用など、あっという間に日常が大きな危機感と緊張感がある日々に変わりました。
参加しているNPO法人で開催している料理講習会は、3月よりすべて中止です。
その後は様子を見つつ、一時再開、現在は緊急事態宣言を受けて再び休止しています。
会員の勉強会や総会も中止。
直接会うことなく、ネットを通じて会議や勉強会を開いている現状です。
家族の間でも大きな変化がありました。
主人には車で3時間ほどのところに一人暮らしをしているお母さんがおり、わたしには岩手に住んでいる両親がいます。
どちらも高齢なので、お盆やお正月の帰省は止めることにしました。
顔は見せにいきたいし、話しもしたいのですが、コロナをうつすリスクを考えてあきらめました。
同じ理由で、次男坊の顔も去年の正月以来見ていません…
親には主人もわたしも、以前より頻繁に電話をしています。
難聴の実家の母には時々手紙を書いているのですが、やっぱり生でわたしの声を聴いたり、わたしに話をするのがとてもうれしいようです。
向こうもいろいろため込んでしまうこともあるみたいで、ついつい通話時間も長くなります。
話すことで少しでもストレスが軽減するといいのですが。
息子たちとは時々、ラインでやりとりをしています。
今の時代、いろいろな連絡手段があるのがありがたいです。
年が明けて2021年になってもコロナ禍は変わらず、毎日のコロナ患者数の増減に一喜一憂している状態です。
とはいえ、コロナ対策や治療のノウハウもかなり蓄積されてきていますし、一般の方への消毒薬やマスクなどの供給もかなり落ち着いてきました。
ただ、たとえコロナが沈静化しても、コロナ前の世界には戻れない気がします。
でも新しい世界でも賢く生きていけるように、情報収集したり、別のやり方を模索したり、今年はその準備の年にしていきたいと思います。