きょうは梅雨らしく一日弱い雨でした。
蒸し暑いのでエアコンをフル稼働です。
YouTubeの料理動画は時々見るのですが、最近コウケンテツさんの動画をよく見ています。
オーソドックスなメニューでも、こんなやり方もあるんだ!と発見がたくさんあります。
こちらは「チキン南蛮」の料理動画です。
・鶏ムネ肉を使う
「鶏でおいしいのはモモ肉だよね」
「モモ肉の方が脂分が多い分、ジューシーだけど」
「あえてムネ肉を使う理由は?」
「安いからだって」
「身もふたもない」
「それでもジューシーに仕上げるらしい」
・タルタルソースに卵は使わない。具は玉ねぎのみじん切りのみ
「卵なしはタルタルソースと認めない!」
「どうしてなんだろう」
・肉に薄力粉、溶き卵をつけてフライパンで揚げ焼きにする
「ピカタじゃん」
「ピカタだよね」
「これでジューシーさを肉に閉じ込めるのかな」
「ここで卵を使うから、タルタルソースには入れないのか」
「なるほど」
「卵の追いがけ!」
「こんなことするんだ…」
・フライパンに残った油を吸い取ったら、そこにタレを加えてからめる
「油は吸い取るのか」
「少しだけ残して、タレに合わせるんだね」
「肉汁はあまり出ないだろうけど、それでも風味はつきそう」
・盛り付けた肉の上にタルタルソースをかけて、その上からフライパンに残ったタレを追いがけする
「うぉ、あれはおいしそうだ」
「タルタルソースの上からかけて、後乗せ感を減らすんだな」
「あれはほら、あれだよ。フランス料理で最後にかけるやつ」
「それは違うけど、おいしそうだね、追いがけ」
ケンテツさんのこだわりポイントはこんなところでしょうか。
肉を溶き卵をつけて焼き付けること、フライパンでタレを絡めるところが、やったことがなかったので、興味深かったです。
さっそくわたしも作ってみました!
ただ、使ったのは家にあった鶏モモ肉で、タルタルソースはいつもの卵入りのものに、玉ねぎをたっぷり加えました。
油がはねるので、肉を並べてから火をつけます。
カリカリになるまでよく焼き付けます。
ひっくり返すといい感じにカリカリに焼けています。
中までよく火を入れたら、フライパンの余分な油をペーパータオルで拭き取ります。
そこに、しょう油+日本酒+みりん+砂糖+酢を混ぜたタレを加えて絡めます。
(タレはいつもの自分分量のタレです。少し甘目。)
皿に肉を盛ったら、上からタルタルソースをたっぷりかけて、フライパンに残ったタレをすくって「追いダレ」をかけます。
これで完成!
「どう?」
「これは…」
いつもはすぐ感想を言ってくれる主人の言葉が出ません。
口に入れたものをもぐもぐもぐと噛んで呑み込んで、お茶をごくりと飲んで、わたしを見て、
「おいしい!!!」
やったわ、わたし。
甘ずっぱいタレが肉によくしみ込んで、柔らかい肉とシャキシャキ玉ねぎたっぷりのタルタルの組み合わせが最高にいい感じです。
あと最後のタレの追いがけ効果が絶大でした。
わが家の定番メニューがひとつ増えました。