今週のお題「住みたい場所」
住みたい場所というのは、なかなか難しいですね。
田舎は安くおいしい食材が手に入ったり、自然が身近に感じられたりがいいところですし、都会は店が多く便利だったり、医療機関も多く選べたりと、それぞれいいところがあります。
逆に住みたくない場所というなら、雪の多いところはダメですね。
生まれは岩手なので、それなりに雪は降りました。
スキーやスケートの楽しさも、つららや雪の結晶の美しさも知っています。
宮沢賢治のお話に出てくる、積もった雪が凍って、田んぼの上もちょっとした小川の上もどこまでも歩いていけてしまう「雪わたり」の楽しさも怖さも知っています。
その一方で、雪掻きの大変さもわかっています。
雪解けが始まって、地面が黒光りした氷でつるつるに滑るのもよくおぼえています。
私の住んでいた盛岡は、それほど大雪にはならないのですが、主人が新潟県の魚沼という豪雪地帯で暮らしていたので、怖い話をいくつも聞いています。
一冬に何人も屋根の雪下ろしで亡くなったり、雪を流す側溝で流されて亡くなる子供がいるとか、ボーリング場が雪で潰れたとかいう話を聞いています。
「あそこでまた暮らして、あなたにも冬のおもしろさを味わってほしいけど、年を取ってから暮らすのは無理だろうなあ」
住んでいて、そこが好きな人の言うことだから説得力があります。
年を取ってから雪国に住むのはキツそうです。
主人がうれしそうに語ってくれる、雪国の冬の早朝の気持ちよさを味わってみたかったのですが。
そもそも、大学進学のために岩手を出て、仙台に住み、東京、埼玉と移り住んできた過程で、身体がすっかり寒さに耐性がなくなってしまいました…
暑い時には涼しいところに、寒い時には温かいところに住みたいものだと考えている、すっかり軟弱になってしまった自分がいます。
きのうのご飯
「煮豚」を作りました。
いつもの煮豚はフライパンで焼き目を付けてから煮込むのですが
「先に下茹でして臭みをとる」
というやり方をYouTubeで見つけて、試してみることにしました。
日本酒を加えたお湯に、にんじん、長ねぎの青いところ、玉ねぎを入れて、タコ糸で縛っている豚モモ肉の塊を入れます。
アクがでたらすくい取って、火からおろします。
かたまり肉はさっと水で洗って、空にした鍋にもどします。
水、しょう油、日本酒、みりん、砂糖を加えて、再度煮ます。
とりあえず1時間くらい煮込んで、再度肉を取り出して、フライパンで焼き目をつけました。
焼き目がついたらまた鍋に戻して、ゆで卵と一緒に調味料に漬け込みます。
煮豚と煮卵は切り分けて、野菜と一緒に盛り付けます。
タレは水溶き片栗粉を加えて、とろみをつけます。
「おいしい! 下茹で式もいいんじゃない?」
主人のOKは出ましたが、個人的には下茹でしない方がしっとりとしておいしいと感じました。
バラ肉なら下茹でするといいのかもしれません。
またいろいろ試してみます。
残りの煮汁も無駄にしません。
ゆで卵を漬けこんで、たくさん煮卵を仕込んでおきます。