今週のお題「寿司」
むかしむかしのお話なのですが、わたしが第一子を身ごもったと分かったのは、専業主婦生活2年目に入ったときでした。
その頃、自動車免許を取得するために自動車学校に通っており、最終の路上試験の真っ最中!
さらに、お中元シーズンのデパートバイトとして採用が決まったばかりでした。
自動車免許の方は、とりあえず無事取得できました。
問題はバイトの方…
クビを覚悟でとにかく職場にご相談したところ、
周囲の先輩奥様バイトさん達の
「立ち仕事が少ない、負担が少ないところならいいんじゃない」
というお言葉に、直属の上司にも了承していただき、商品券コーナーに配属していただきました。
(一番ハードな場所は、包装係、その次が配送受注係でした)
いまから思うと余裕のあったいい時代だった気がします。
(余談ですが、その大手デパートの支店だった店は、今は閉店してしまいました)
さて、仕事にも慣れてきた頃です。
食欲がない…ご飯の炊ける匂いを嗅ぐとむかむかする。
これがつわり?!
夏の暑さもあり、これはまずいぞ…
こんなわたしを救ってくれたのは、デパートの社員専用食堂でした。
お昼ご飯は交代で、透明の手提げバックに財布を入れて地下の食堂に向かいます。
(透明バックは、店の品物の持ち出し防止のため職場に備え付けのものです。)
食堂のメニューは豪華で安かったです。
わたしがいつもそこで食べていたのは、握りずしのセットか、吸い物付きのちらし寿司でした。
お寿司って食欲がないときでも、食べられるのですね。
ここのお寿司のおかげて、夏バテも初のつわりも乗り切ることができました。
今となってはなつかしい思い出です。