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楽しい毎日と、あとちょっと食のお話

ろびんのお部屋です。管理栄養士なので、栄養関係の話を中心にして、仕事の話、家族の話、読んだ本の感想を書いていきます。

子どもたちとドライカレーとナンを作りました

きょうは真夏の日差しが照り付けた一日でした。

入道雲が湧き上がっていましたが、夕立もなく暑いままです。

 

本日は月に1度の子どもクッキングの日です。

子ども達と一緒に料理を作ってきました。

 

今月の献立は「ドライカレーと手作りナン」

暑い時期にピッタリのカレー!

今回は豚ひき肉とみじん切りの野菜を炒め、トマトソース+カレー粉で煮た「ドライカレー」と、薄力粉+ヨーグルト+ベーキングパウダー+塩を捏ねて発酵させ、フライパンで焼いて作る「ナン」に挑戦してもらいました。

 

ドライカレーは玉ねぎ、にんじん、生姜、にんにく、カラーピーマンを全部みじん切りにして作ります。

玉ねぎのみじん切りは、今までのクッキングでも苦手とする子が多かったのですが、今回参加のみんなは、ひとり1/2個分の玉ねぎのみじん切りをこなしてくれました!

玉ねぎを縦半分に切り、根っこの部分を残したまま横に切れ目を入れ、繊維に沿ってさらに切り、最後に端から切り落としていく、みじん切りのやり方をひとりひとりに手を添えて体験してもらいました。

包丁の角度や当てる刃の位置など、伝えるコツはたくさんあります。

一番伝えたいのは「ゆっくり丁寧に切ること」です。

速さは経験を積むほどに増してくるので、まずは危険のない切り方をしっかり覚えてもらいます。

 

みんな集中して取り組んでくれたため、調理室は静まり返りました。

「なんでみんなしゃべらないのー」

きのう見た映画のはなしや、お姉ちゃんのはなし、突然アンケートなど、いつも楽しい話題を振りまいてくれるムードメーカーの女の子が、声をあげました。

(ソーシャルデイスタンスのため、みんな離れて作業をしています。会話も衝立越しです)

 

「みんな真剣に切っているからね」

「えーじゃあ、わたしは?」

「Aさんは一番の先輩だから、余裕をもってできているんじゃない?」

「ふふん。そうだよね」

 

Aさんはほんとに手が早くて、調理も片付けもいつも一番先に終わります。

作業が早いので

「みんなーこれ混ぜるとき、こぼれるからおっきいボウル使った方がいいよ」

「たまごの白身をうまく切りながら混ぜるコツは…高速でやること!!」

みんなに自分の失敗も含めて、アドバイスをしてくれるとても頼もしい子です。

 

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捏ねて丸めたナンの生地

生地が手に付かなくなるまで、材料を混ぜて捏ねていくのが大変だったみたいです。

それでもみんな、うまくひとつにまとめることができました。

 

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ナンをのばす

発酵はオーブンに任せて、その間に野菜を切りました。

発酵がすんで、柔らかく少し膨らんだ生地を分割してめん棒でのばしていきます。

 

あとは油をひかないフライパンで焼くだけです。

 

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ナンの生地を焼く

ゆっくり弱火で、ナンが膨らんできて軽く焦げ目がつくまで焼きます。

ナンを焼いている隣のコンロで、ドライカレーを煮ます。

 

最後に目玉焼きを焼いてできあがり!

 

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ドライカレー+目玉焼き

試食はしないので、タッパーや袋に入れて持ち帰りです。

 

「ああ、いいにおい!」

「おなかすいたよー」

 

みんな口々に言いながら、使った道具や食器を洗って、拭いて、戸棚にしまいます。

 

「先生ーまたねー!」

「また来月、元気にきてねー!」

 

来月またみんなと料理をするのが楽しみです。