先週土曜日、ことし初の子どもクッキングを開催しました。
「鶏飯」「ミルクくずもち」を作って持ち帰ってもらいます。
一番心配だったのは「ミルクくずもち」作りです。
5か所のレンジ台で、5人がそれぞれ鍋を火にかけて、作業してもらいます。
「とろみがついてきたら、呼んでー」
「いい感じだから、このまま30数えたら火を止めて」
など声をかけながら、子ども達の間を回ります。
水でくず粉を溶いてから牛乳を入れる作戦がうまくいって、濾したあと鍋でかき混ぜながら煮詰めていくところでも、ダマにならずにうまくいきました。
「とろみつかないよー」
「あ、ぶつぶつ固まってきた!」
なかなか固まらない子も、すぐ固まってきた子もいて、あちこちから声が上がります。
でも時間の差こそあれ、みんないい感じに糊状にまとまってきました。
「木べらが重くなってきたら、まぜっかえすように手を動かして練っていこうね」
手を取って、へらの使い方を教えていきます。
「これが練る! ということか…」
みんな真剣で、みんなとっても素直に受け止めてくれます。
よく練り上げたミルクくずもちは、濡らした器に入れて、湯気の立った蒸し器で10分ほど蒸します。
あとは冷まして、食べやすい大きさに切るかちぎるかして、黒蜜ときな粉をかけて持ち帰ってもらいます。
もう一品の鶏飯は、炊飯器にコンソメと鶏のモモ肉を入れてあとはお任せの簡単メニューです。
炊きあがったら、トッピング用の肉を何切れか取り分け、あとはへらで崩しながらご飯に混ぜ込みます。
決め手はその上からかける特製タレです。
長ねぎとしょうがのみじん切りを、ごま油で香りが出るまで炒め、そこにしょう油、七味少々を加えて作ります。
ご飯の上に鶏肉と水菜をトッピングし、タレをかけます。
ミルクくずもちを練り上げるのが、一番遅かったとか、水菜の切り方を間違えたとか落ち込んでいた男の子がいたのですが、どちらもできあがりは大満足だったらしく
「きょうの出来は自分では何点?」
「いろいろあったけど100点!」
と笑顔で返事が返ってきました。
「これおいしそう! 売れるよ!」
「いくらで売る?」
「300円…かなあ」
「買う買う!」
盛り付けた鶏飯を他の子からもほめられて、とってもうれしそうでした。
来月は節分の豆にちなんで、豆乳ドリアと豆乳カスタードクリームを作る予定です。
次回も子ども達の笑顔を見るのが楽しみです。