今週のお題「試験の思い出」
わたしが自動車免許を取りに教習所に通っていたのは、結婚して4年目のことです。
当時勤めていた会社を辞めて、自由な時間が手に入ったので、その時間を自動車免許を取ることに使おうと思ったのです。
久しぶりの学校
自動車教習所に通って教室で講義を受けていると、学生時代に戻ったようで懐かしさがありました。
講義の間の休憩時間に、読書をしたり、文章を書いたりすることが楽しくてしょうがありませんでした。
時間を拘束されると、すき間時間に集中して勉強以外の作業が進むというのも、まさに学生時代と一緒です。
座学の講義は教官のはなしを聞くだけでよかったのですが、実技教習には苦労しました。
「小型2輪の免許を持っているの? じゃあ実技もすぐだね」
実技の初日から教官にプレッシャーをかけられました。
実際ハンドルを握ってみると、アクセルをどれだけ踏めばいいのかわからないし、車間感覚もつかめません。
自分の身体でコントロールができるバイクとは全然違います。
暴走してクランクにぶつかりそうになったり、コースを外れたりで、初走行は教官がハンドルを上から押さえてサポートしてくださいました。
そういえばわたし、ゴーカートの操縦も苦手だった…
道は厳しそうです。
懐妊がわかって
クランクや縦列駐車、坂道発進に苦労しながらもなんとか路上教習まで進み、卒業試験までいった頃、妊娠していることがわかりました。
このタイミングで…
ですが、つわりも始まる前でしたので、なんとか合格して卒業することができました。
最後の高速教習では、初めて教官に褒められました。
ドライビングの技術はともかく、高速に合流するときの加速やタイミングなどはオートバイでの経験が活きたようです。
悪夢の筆記試験
あとは免許センターでの筆記試験に合格するだけです。
筆記試験は楽勝だとタカをくくっていました。
見事に不合格して、見直してみたら引っ掛け問題にことごとく引っ掛かっていました…
2度目の挑戦でやっと合格して、免許証を手にすることができました。
そしてペーパードライバーに
免許を取ったのはいいのですが、お腹はどんどん大きくなってきます。
数回主人を助手席に乗せて産婦人科に通っただけで、そのまま運転をすることはなくなりました。
長男を生んで数年後に旅行先の北海道で再びハンドルを握ったのですが、車の間をすり抜けする際に接触事故を起こしてしまい、その後は全く車の運転はしていません。
完全にペーパードライバーになってしまいました。
現在自動車免許証は、便利な証明書として活躍してくれています。