2022年になってしまいましたが、昨年の下半期に行った修理などを備忘として残しておきます。今回は我が家の担当工務店であるかりんがご紹介します。
2021年の12月に、自動車用の空気入れを修理しました。
バッテリー上がりの時のジャンプスタートにも対応している充電式の空気入れを買ったので、しばらく使っていなかったのですが、子どもの車用にしようと思ったら、スイッチの接触が悪く、動いたり動かなかったりするのです。
接触不良なら直して渡そうと分解してみたら驚きました。
スイッチ部分のコードに切れ目が入っていて、電極に触れると電流が流れる仕様のようです。
こんな粗末なスイッチで市販できるのかという驚きと、15年以上これで使えてきたということについての驚きです。
ある意味、必要十分なのかもしれません。
これまで使えてきているので文句を言う気はありませんが、さすがに接触が悪くなってきているので、交換することにしました。
このようなスイッチをネットで探したのですが、見つかりません。
ついには、売られていてはいけないものが売られている中国のサイトまで探してみたのですが、ありませんでした。
さすがに困って、分解されたスイッチを前にぼーっとしながら考えているうちに、電流に打たれるような啓示がありました。
「基本的にはただのオンオフスイッチだよな。それで探せば使えるものが見つかるかもしれない!」
モノタロウで探したところ、交流電源用のものがいくつか見つかりました。
いけそうな気もしますが、買ってみて使えなかったら他に流用するあてもありません。
お金がもったいないとうじうじ考えていたら、また啓示がありました。
「そういえば、もう使っていない電気毛布用のケーブルに同じようなものがあったような気がする!」
電気毛布はとうの昔に捨ててあり、ケーブルだけ捨て残されていたのです。
ケーブルが入っているであろう場所を探して、何とか見つけることができました。
「使えそう…」
分解してみると、さすが昭和の家電パーツです。
写真の下部にある現行部品とはかかっているコストが違います。
ケーブルには端子が圧着され、ネジでしっかりと締めこまれるという重装備ぶりです。
こういうオーバークオリティな感じは大好物です。
わざわざこれだけのためにモノタロウで圧着端子を購入し、品質を維持します。
数日待って、圧着端子が来てから組み立てます。
理論的には大丈夫のはずです。
さっそく車で試してみます。
問題なく動作します。
スイッチの品質が全体の品質感に対してオーバークオリティなのがいい感じです。
子どもに「直したよ。まさかもう買ってたりして」とLINEしたら、
「すまん。もう買った」との返事。
シュン…
まあ、予備として取っておくことにします。