今週のお題「わたしのコレクション」
収集しているもの…と考えて、子どもの頃はコインとか、いろいろな種類の貯金箱とか、集めていたなあと思い出しました。
でもそれらは、いくら集めても終わりがなく、そのうちに飽きてしまいました。
集め切ることができるものと考えたら、浮かびました。
本の全集です。
ルパン全集
読書が趣味の父の影響もあってか、子どもの頃から本を読むのは好きでした。
小学校の中学年くらいから、父に本屋に連れてもらって、毎月1冊ずつ好きな本を買ってもらうのが定例行事になっていました。
そんな中、はまったのは怪盗ルパンシリーズです。
ポプラ社刊の南洋一郎さん訳のシリーズを、一冊ずつ集めていきました。
画用紙に表を作って購入した本のタイトルを書いていき、全30巻を集めるまで、なんども何度も持っている本を読み返しました。
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怪盗ルパン全集シリーズ(5) 八つの犯罪 (ポプラ文庫 海外文学 8) [ モーリス・ルブラン ] 価格:638円 |
30巻をずらりと並べたところは壮観でした。
すごい満足感。
その後読書の興味は推理小説、冒険小説、SF、ホラー、エッセイとどんどん広がっていき、本の数も増えていきました。
高校卒業後、家でてからは、どんどん溜まってくる本は実家に置かせてもらっていました。
そんな中で、怪盗ルパン全集はいつのまにか母に処分されていました。
子どもの本だからと思ったのでしょうね…
結婚して、主人も怪盗ルパン全集を持っていることを知りました。
いまは主人の実家からわが家に無事移動され、手を伸ばせばすぐ届くところに置いてあります。
本好きと結婚してよかった。
その後、心惹かれる全集にはたくさん出会ったのですが、どれも全部集めることはできていません。
少年少女世界推理文学全集 あかね書房
和田誠のイラストが入った、シャーロックホームズものを持っていたのですが、他の本ももっとほしかったです。
とにかくどれもイラストや装丁がお洒落でした。
世界怪奇小説短編集
タイトルはちょっと怪しですが、江戸川乱歩が選んだ世界のホラー系の短編・中編が集められていました。
一冊だけ、いまもわが家のどこかにあるはずですが、現在行方不明中です。
ブラックウッド、ラブクラフトなどに、初めて出会いました。
作品でいうと「猿の手」(W・W・ジェイコブ)、「パンの大神」(アーサー・マッケン)もこれで読みました。
これは全部集めたかったです。
世界SF全集
角川から出たSF全集です。
大学時代に中古も含めて、集めていました。
ただ、お金のない学生には全部集めるにはお金がかかりすぎる、置く場所がない。
ということで全巻集めることはできませんでした。
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【中古】ライトノベル(その他) 21世紀の文学 世界SF全集(26) 【中古】afb 価格:580円 |
本の全集を集めるのは、お金もかかるし、それを並べるスペースも必要です。
それでも、集めた全集を本棚に並べて背表紙を眺め、それを取り出して読み返すのは、本好きにとって至福の時です。