今週のお題「買いそろえたもの」
前回のコレクションのお題にも当てはまりますが、今度は全集ではなく文庫本のおはなしです。
前回の全集のおはなし
江戸川乱歩作品集 角川文庫
表紙の妖艶な切り絵と青色の背表紙が目を引く、「江戸川乱歩作品集」は中学生の頃に集めていました。
これは中学生女子がレジに持っていくのにかなり勇気がいりました…
少年探偵団と怪人二十面相が出てくる、ジュブナイルは何冊か図書館で読んだことはあるのですが、それほど興味は惹かれなかったです。
この文庫を読んで、明智小五郎ものを初めて面白いと思いました。
「パノラマ島奇談」「蟲」「押絵と旅する男」など、明智探偵が登場しないお話も、トラウマ的に残りました。
このシリーズは大体集めたと思います。
いまは家のあちこちの段ボール箱に眠っています。
1冊だけとてもレアなものがあって、謎解き部分の数ページが白紙なのです。
たぶん「大暗室」だったと思うのですが…(現物を探したのですが、見つけられなかったので確証がないです)
当時、乱丁としてすぐに取り換えてもらうこともできたのですが、なんかとても江戸川乱歩ぽくて、手元にそのまま置いておきました。
なので、いまだ真相はわたしの中で未解決のままです。