きのうまでの夏並みの暑さはどこへやら、きょうはエアコンを暖房にして使っています。
きのうは4月の子どもクッキングの開催日でした。
溶けるチーズを入れて作る煮込みハンバーグと、オレンジジュースを使ったオレンジババロアを作ってもらいます。
固める時間が掛かるので、まずはオレンジババロアから取り掛かります。
オレンジババロア
オレンジジュースをベースに、生クリームと牛乳、卵を加えて粉ゼラチンで固めます。
ゼラチンの分量を控えめにすると、固まる時間は掛かるのですが、ジュース部分とそれ以外の部分が2層に分かれて固まります。
今回は固める時間が30分ほどしか取れないので、ゼラチン多めですべてを固めることにしました。
手順を教えたら、材料をすべて計量して準備しておくこと。
必要な道具をそろえておくこと。
これらを自分でやってもらいます。
講師がすべて用意しておくのは簡単ですが、自分で工夫すること、考えることは大事です。
家に帰ってもできるようにするためには、これはとても大事なことです。
「生クリーム、牛乳、砂糖は計った? たまごは割って溶いた?」
「できたできた!」
「じゃあ、小鍋にオレンジジュースと砂糖を入れて火にかけてもらうけど、なにか忘れているものはない?」
「ああー、混ぜるものだしていない。木べらでいいかな?」
「OK! よく気がついたね」
ババロアの材料をすべて混ぜて、あとは器に流して固めるだけ。
ここでも自分で考えてもらいます。
器に均等量を流すにはどうしたらいいか。
鍋ごと傾けてうまく注げるか? お玉やスプーンで少しずつ入れた方がいいのか。
できるだけ口を出さないように見守りつつも、アドバイスはします。
「この鍋だと注ぐ口があるし、このままでもうまく注げそうだね」
「あ、ひとつひとつに入れていくと、あとで多いものと少ないものがでてくるから、最初は半分ぐらいになるように入れて、あとは少しずつたしていけばうまく同じくらいの量にできるよ」
「多いのと少ないのがあると、なにが困るとおもう?」
「うーん、かたまる時間がちがう?」
「大正解! 今回は冷やすだけのものだけど、プリンとかだと蒸すから、同じ時間蒸しても固まらないのと爆発しちゃうのができちゃう」
固まったオレンジババロアは型から出して、タッパーに入れてお持ち帰りです。
チーズ入り煮込みハンバーグ
豚挽肉に卵とパン粉、冷凍のミックスベジタブルと玉ねぎのみじん切り、シュレッドチーズを入れて捏ねて小判型に丸めます。
油をしいたフライパンで両面を焼いたら、コンソメスープで煮て出来上がりです。
煮込みハンバーグなので、焼く時点で中まで火を通す必要はありません。
好みの濃さの焼き目をつけられるし、少々厚めのハンバーグにしても失敗(焦がす、中まで火が通っていない)の心配がありません。
コンソメとチーズの塩味がシンプルに豚肉のおいしさを引き立ててくれます。
火加減やハンバーグをひっくり返すタイミングを、ひとりひとりに教えます。
ハンバーグ4個が作れる分量で作ってもらったのですが、中には小さいハンバーグをたくさん作った子がいました。
「おばあちゃんにも、お姉ちゃんにも、みんなに食べてほしかったの」
聞くとそんな返事が返ってきました。
煮込んだハンバーグから溶けたチーズが染み出してきて、ジューシーな出来上がりです。
「はんばーぐハンバーグしてる!」
「これはまちがいない(間違いなくおいしい)ヤツでしょう」
「いいにおい! おなかすいたよう」
こちらも冷ましてからタッパーに移します。
家でまた作って、家族みんなで熱々を食べてほしいです。