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楽しい毎日と、あとちょっと食のお話

ろびんのお部屋です。管理栄養士なので、栄養関係の話を中心にして、仕事の話、家族の話、読んだ本の感想を書いていきます。

山田正紀、椎名誠、半村良、筒井康隆、日本のおすすめSF

今週のお題「SFといえば」

お題に載って好きなSFのことを書こうと思ったのですが、好きな作品が多すぎて挫折しそうになりました。

そこでとりあえず日本の作家さんの書いた、好きなSF小説をあげていきます。

 

山田正紀

「チョウたちの時間」…とてもがっちりした構成で、最後のページを読んだあと、始めに戻って読み返してしまいました。

とてもきれいな終わり方の時間を扱ったSFです。

椎名誠

「アド・バード」「武装島田倉庫」…どちらも独特の世界観に引き込まれます。

川や海や泥の中から捕獲した生き物を調理して食べる、リアルな描写がすごいです。

現世から逃避したいとき、読みたくなる小説です。

半村良

「産霊山秘録」…戦前・戦中・戦後の日本を舞台にした、伝奇SFです。

いつも読みだすと一気に最後まで読み切ってしまいます。

全編に流れるドロドロとした雰囲気が大好きです。

 

筒井康隆

「虚航船団」「旅のラゴス」「夢の木坂分岐点」「パプリカ」…

「まずコンパスが登場する。彼は気がくるっていた。」から始まる、全編狂気に満ちた「虚航船団」もすごい。

がっちりと物語が作られていて、破綻のない「旅のラゴス」もすごい。

ベスト1が選べない作家さんです。

 

ほかにも

大原真理子「タイムリーパー」、新井素子「ひと目あなたに」、宮部みゆき蒲生邸事件」など、きりがないです。

 

ああ、また読み返したくなってきました。