2022年は、2021年からの高木伐採から我が家の庭の整備に本格的に取り組みました。
2022年上半期の庭の大改造について、我が家担当の造園技師である、かりんがお送りします。
10数年前から仕事が忙しくなって、庭の手入れが滞るようになっていました。
2020年ころから庭の見直しを始めて、まずは高くなってしまった木の切りつめをしたりしました。
ゴールドクレストは大木になってしまい、途中の枝がまったくなくなってしまっていたので、残念ながら伐採になりました。
一ヶ所を見直すと、次の場所が目について、そこの手当てをしたくなります。
そんなわけで、2022年になってから、いろいろなところに手を入れました。
3月~5月 センダン剪定
センダンは家よりも高くなってしまい、かなり危険な大作業になってしまいました。
この木は以前にも高くなって、一度大剪定を行っています。
今はその時より歳をとっているので、前の時のようなダイナミックな作業はできません。
そのために、YouTubeなどで安全管理のやり方や心構えを勉強して、安全装備も準備して、取り組みました。
これは以前に記事に書いています。
この記事の状態からさらにもう一段階切り下げて、脚立で剪定できる高さまで下げました。
まだ大枝が多すぎるので、もう少しまとめます。
それにしても、伐った枝が幹といってもいい太さで、後処理は大変そうです。
もう少し短く切って、薪にでもできればいいのですが。
最終的に幹一本まで仕立て直しました。
さすがにここまで伐ってしまうと枯れてしまうのではないかと心配でしたが、一か月後の姿がこれです。
すごい生命力です。
今はさらに生い茂って、また電線まで届きそうなほど伸びています
涼しくなったらまた整えましょう。
これだけ大きくなってしまった木だと、根の方もかなり広がっています。
特に、家の方に伸びてきている根は伐らなければなりません。
掘り出してみましたが、やはりかなりの太さです。
これも涼しくなったら伐ってしまいます。
センダンの剪定は、大変なところはすべてクリアできました。
これからおとなしく庭を守ってくれるように整えていきます。
3月 ハナミズキの剪定と鳥の巣
ハナミズキは、ここに来た時に小枝くらいの苗木を植えたのですが、今は2階の屋根を超える高さになってしまいました。
季節には見事な花を見せてくれるのですが、ハナミズキは本来上から見るのがいちばんきれいなので、これも高さを抑えます。
高枝チェーンソーとロープワークで景気よく枝を落としていたのですが、落とした枝を見ると驚くほどたくさんの花芽がついています。
今年はハナミズキの花を見ることはできないのかもしれないと思い、気分が萎えてしまいました。
一本はある程度伐ってしまったのですが、一本は花が終わるまで残すことにしました。
ハナミズキを剪定している中で、花芽だけでなく鳥の巣も見つかりました。
かなり端正な巣です。どんな鳥が作ったのでしょうか。
ハナミズキは秋以降に再度大規模剪定を行うことにします。
3月 アジサイ
雑草やほかの木に紛れて消えてしまったと思っていたアジサイが、今年は咲いてくれました。
ほとんど根くらいしか残っていなかったのですが、ちゃんと復活してくれました。
まだ株は小さいですが、葉もたくさん茂ってくれているので、また大きくなってくれそうです。
花が終わってから正しく剪定したので、来年はもう少し花を増やしてくれるでしょう。
5月 ナンテン 伐根、スコップ崩壊
放置していた庭で、ナンテンが大量に増殖していました。
十数株のナンテンは、うちの庭には多すぎます。残念ながら、場所を明け渡してもらいます。
小さめの株はパワーで引き抜くことができましたが、大き目の株は根が張っており、いくら抜こうとして踏ん張ってもピクリとも動いてくれません。
一通り整地した後に、抜根作業に入ります。
きれいに整地されたように見えていますが、大きなナンテンの根が隠れています。
ここはビッグブラックベリーを植えるためのアーチを設置しなければならないので、地面の下に根があると邪魔になります。
掘り下げてみると、思っていた以上に広がっています。
力こそパワー! で無理やりスコップでこじっていたら、なんということでしょう。
スコップの柄が折れました。
永きに渡って我が家の環境を整えていてくれたスコップの命運は、ここに尽きました。
さらば、古きものよ、願わくは安らかな眠りが君の上に降りんことを。
小さいつるはしと小さいスコップで古きスコップの遺志を継ぎ、やっとのことで抜根完了しました。
これで庭の環境が一通りできてきたので、これから次のステップに入ります。