先週末は月に一度の子どもクッキングの開催日でした。
今回のメニューは「あんかけ焼きそば」「とうふ入り白玉団子」です。
どちらも簡単で、残り少なくなった夏休みのランチやおやつにもぴったりです。
とうふ入り白玉団子
まず白玉は、水切りしない絹豆腐をそのまま白玉粉に混ぜて丸めます。
目指すは耳たぶぐらいの硬さです。
うまく固まらないときは、水を少しだけ加えて調整します。
基本は丸く丸めて、火が通りやすいように真ん中をくぼめるのですが、そこはそれぞれ好きな形を作っています。
「これは?」
「いもむし! ゆでて家族に食べてもらう」
なに? 何があったの?
「おもったほど、いもむしにならなかった。残念!」
茹で上がった白玉団子は水に晒してから、きな粉砂糖と黒蜜をかけてお持ち帰りです。
あんかけ焼きそば
焼きそば用の麺を、ごま油少々をしいたフライパンで焼き目を付けます。
麺の表面がパリパリになるように、フライ返しで押し付けるようにしてじっくり焼き付けていきます。
焼けた麺をひっくり返すのに苦労していた子がいました。
フライ返しですくおうとしても、麺のかたまりが逃げてしまうのです。
「こんなときには、フライ返しをもうひとつ持ってきて…」
お好み焼きなどでよく使われる「両手返し」をやってもらいます。
「はい、いちにのさん!」
この方法で皆うまく返すことができました。
麺が焼けたら、今度はそれにかけるタレをつくります。
にんじん、小松菜、しいたけ、長ねぎを切って炒めて、豚挽肉とミックスシーフードを加えてさらに炒めます。
野菜に火が通ったら、ガラスープ、酒、しょう油を加えて、水溶き片栗粉でとろみをつけてできあがり!
パリパリ麺にあんが絡んで、ソース焼きそばとはまた違ったおいしさです。
お持ち帰りするときは、麺とあんを分けて、バリバリ感がなくならないようにしてもらいます。
時間に余裕があったので、子ども達とたくさんおしゃべりもできました。
「夏休みの宿題おわったー?」
「カンペキ! 7月中には終わった」
「あと感想文だけ」
「自由研究だったら、このクッキングで疑問に思ったことを調べてもいいと思うよ」
「たとえば、このとろみをつけるときに使った片栗粉は、なにから作られる?」
「くりー!」
「かたくり?」
「そう、もともとはかたくりから作られた粉を使っていたのだけど、今は大量に作ることができるジャガイモを原料に片栗粉は作られています」
「ほら、袋を見てみて。<馬鈴薯から作られた>と書いてあるよ。
あ、ばれいしょはじゃがいものことね」
「ほんとだー、書いてある―!」
お菓子作りが好きな子がコーンスターチの話に反応してくれたので、しばらくでんぷんのお話をしていました。
料理をしながらいろんなことに興味を持ってくれたらうれしいです。
来月は「ハヤシライス」と「ショートブレッドビスケット」の予定です。