先日ツイッターで見かけた子どもの本についての書き込みです。
図書館員からもお願い。お子さんが借りたいと言う本が何度目かの同じ本でも「またそれ?違うのにしなさい」ではなく「それ面白いね、また借りよう」と言ってあげてほしい。子どもは変わりない愛情を確認するかのように自分が知っていて心地よい本を繰り返し借りたがる。 https://t.co/yJkwpHXmww
— 桜子🌸📚 (@sakurako3188) 2022年12月18日
子どもが本当に何度も読み返したくなる本に出会えたなら、何度でも読ませてほしいと思います。
自分もそうやって、何冊もお気に入りの絵本やおはなしに出会ってきました。
自分の子どもにも、繰り返しお気に入りの本を読み聞かせましたし、ボランティアで小学生に読み聞かせをしていたときも、再度読めるように読み終わった本の紹介をしていました。
子どもを「本好きにさせたい」「想像力(創造力)の豊かな子にしたい」と思うなら、子どもが自分の好きな本を何度も選ぶのを止めないでほしいです。
子どもに本を読ませるときに絶対にしてはダメなのは、本から教訓とかを引き出すような働きかけです。
読書は勉強と感じさせたり、本来楽しめる体験を苦行にしてはいけません。
以前、小学校で読み聞かせをしたときに、終わった後で先生が「おもしろかったね! あのサンドイッチになった鳥は何羽だったっけ? 何人のひとが集まったのかな?」
と質問を投げかけて、絵本の余韻をぶち壊しにしてくれたことがあります。
次の読み聞かせでも、そんな些末なことばかり考えてしまうじゃないですか。
本の世界に居心地のいい場所を見つけてくれたら、それからその子の世界はどんどん広がっていきます。もっと違う世界(違う本)にも触れたくなってくるでしょう。
わたしたちおとなは、子ども達の本選びを暖かい目で見守っていきたいです。