今回はわが家の家電修理担当のかりんがお送りします。
ルンバを導入して5年になります。
これを使うようになってから、部屋の隅々まで掃除して回ってくれるので、「こんなところにホコリが溜まっている!」と思うことがほとんどなくなりました。
もちろん、ルンバが入れないところはホコリが溜まったままなのですが、ほんの一部だけを綺麗にすればいいだけなので、手間は格段に減りました。
このおかげで、「ちゃんと掃除をしていない」問題によるケンカがなくなったのが、ルンバのいちばんの効用でした。
せっかくの二人暮らしなのに、そんなケンカで時間を使うのはもったいないですから。
そんな有能なルンバくんですが、最近少しトラブル気味です。
回収したゴミを溜めておく、ダストボックスの扉が落ちてしまうことがあるのです。
さっそく診察してみます。
扉周りを固定しているネジが緩んだのかなと思っていたのですが、ネジ類の締め付けは問題ありません。
「?」
扉本体を見てみたらわかりました。
ヒンジ部分の下側にひびが入ってしまっています。
扉部分だけ替えられるかと思い、探してみたら、あるんですね、これが。
まさかないだろうと思っていたのですが、アマゾンで見つけられました。
でも、けっこう高いです。
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ダストボックスと比べて半分くらいの価格ですので、それならダストボックスごと交換してしまった方がいいかもしれません。
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でも、やっぱり高い…
これならいっそ、最新機種に買い替えた方が...
でもまだ5年しか使ってないし…
悩ましいところです。
もう一度壊れているところを確認してみると、壊れているのはヒンジ部分だけです。
ここだけ直せば、もうしばらくは使えそうです。
プラスチック関係のパーツについては。以前にもお世話になった補修用品があります。
プラリペアです。
プラリペアは接着剤ではなく、プラスチック自体を形成するので、あとで剥がれてしまう可能性がほとんどありません(使用できない素材もあるので、その点は注意が必要です)。
うまく盛れれば、元の状態より強度を上げることもできます。
この程度の修理なら、使用するプラリペアは数十円程度で済みます。
失敗したら、その時はあきらめて部品購入や新規入れ替えを考えればいいと割り切って、プラリペアで修理してみることにします。
ウェーブ プラリペア PL-16 黒【WKS-071】 造形補修剤 価格:1,250円 |
ヒンジが割れているので、正しい位置になるように調整します。
今回は綿棒が近くにあったので、綿棒をちょうどいい長さに切って仮置きします。
位置が決まったら、プラリペアを付けていきます。
使い方は少しコツがいります。
溶剤を補修容器に入れて、プラリペアの粉に少しだけ出して、ダマを作ります。
それをそっと固定したい部分に持っていって、容器を押して溶剤を出すと、ダマが溶けていい具合につっくきます。
それを少しずつ繰り返して盛っていきます。
ヒンジ部分なので、可動部分に干渉しない位置を選んで盛り盛りします。
つけすぎても、プラスチックと同じように削ることができるので、それほど神経質になる必要はありません。
でも削るのも面倒くさいので、できるだけうまい具合に盛るようにしましょう。
満足できるまで盛れたら、乾くまでしばらく放置します。
気温によって違いますが数分から数十分で完全に固まります。
待っているとなかなか時間が経たないので、いったんこのことは忘れて、別のことをするのがお勧めです。
数時間経ってから、ふと思い出して様子を見に行ったら、しっかりとくっついていました。
よさそうです。
固定部分のネジを少しだけ緩めて、はめ込みました。
動きが多少渋くなりましたが、振ってみても、八の字に振り回してみても落ちません。
オペは大成功です。
これでしばらく様子を見ることにします。
修理してからもう一か月半使用していますが、まったく問題ありません。
がんばって動いてくれています。
もうしばらくこのルンバくんとお付き合いしていけそうです。
ちょっとだけ、ほんのちょっとだけですけど、新しいルンバの吸引力10倍というフレーズに心動かされてしまったのは秘密です。
きっと次に入れ替えを考えるときには、吸引力20倍くらいになっているでしょう。
価格:39,800円 |