今週のお題「おとなになったら」
「おとなは何でも知っている…」と子どもの頃は思っていましたが、実際ははたちになっても30を超えても、さらにいくつ歳を重ねても、知らないことだらけです。
「想い出がいっぱい」という曲の中で
幸せは誰かがきっと 運んでくれると信じてるね
という歌詞があります。
大学時代、初めて付き合ったひとにふられてしまったとき、「しあわせは誰かが与えてくれるものじゃなくて、自分で掴まなければいけない」としみじみ思いました。
時がひとをおとなにしてくれるわけではなく、経験したことをそのあとに活かすことができて初めて、おとなへの階段を上ることができます。
子どもの頃には分からなかったのですが、歳を取るのは悪くないです。
成功体験も失敗体験も、折り重なってタペストリーみたいになっていきます。
若い頃に読んだ本を読み返してみると、その時とは違う視点でみられるためか、受け取り方が全然違ってたりして驚くことがあります。
歳をとると涙もろくなるといいますが、実体験が広がっていくと共感力も上がってきます。
子どもを産んで育てた経験は、わたしにとっては自分の心を柔軟にしてくれました。
以前は子どもなんて苦手でたまらなかったのに、いまは目につく子どもすべて可愛いです。
これからあと何年生きていけるかわからないけど、この先の人生も楽しみです。