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楽しい毎日と、あとちょっと食のお話

ろびんのお部屋です。管理栄養士なので、栄養関係の話を中心にして、仕事の話、家族の話、読んだ本の感想を書いていきます。

「VRおじさんの初恋」は良いドラマでした

今週のお題「私の〇〇ランキング」

漫画を原作にしたTVドラマや映画はたくさんあります。

アニメ化されたもの、実写化されたもの。

TVシリーズのもの、劇場公開されたもの。

 

アニメ化・映像化された作品から、思いつくまま好きな作品10こを挙げてみます。

 

漫画原作のアニメ・実写ベスト10

・漫画をそのイメージのままアニメ化・映像化したもの

「葬送のフリーレン」、「王様ランキング」、「ダンジョン飯

(どれもTVアニメ)

 

・監督、演出家が原作を基にイメージを広げた作品

うる星やつら ビューティフルドリーマー(劇場アニメ)

「ピンポン」(実写映画、TVアニメ)

テルマエ・ロマエ(実写映画)

 

・漫画原作のスタンスは押さえて、さらにイメージを広げてプラスアルファしているもの

のだめカンタービレ(TVドラマ、実写映画。TVアニメ版はランク外)

ちはやふる(実写映画)

「川は海に向かって流れる」(実写映画)

VRおじさんの初恋」(TVドラマ)

 

落としているものもあるかもしれませんが、とりあえず並べてみました。

 

この中でも、最近NHKの夜ドラとして放映されたVRおじさんの初恋」のTVドラマがとても面白かったです。

 

このドラマの原作は、暴力とも子さんの漫画「VRおじさんの初恋」です。

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この原作を15分、32回でドラマ化する?!

NHKの夜ドラの枠で、15分、全32回で放映すると聞いたときはびっくりしました。

原作漫画は2部構成になっていて、第一部がVRで美少女のアバターを使っている、中身は実はおじさんのふたりが現実世界で出会うまでのはなし。

第二部がおじさんのひとり、ほなみの孫の葵君が絡んでくるおはなしです。

 

32話もやるなら、原作の最後まで放送するんだ…と。

そもそもNHKでこの漫画を取り上げたということに驚きました。

 

原作漫画は既に読んでいて、そのテーマの深さや、作者の投げかけたものをどうとらえて消化すればいいか、考え続けていたところでした。

 

原作者の方は「脚本を監修っぽいチェックをさせていただいた」そうです。

その上で、原作から変更・追加された部分があって、原作とは主人公ふたりの行動や考え方には大きな違いが生じていると思っていると。

ただし、原作とドラマは別物として、追加されたキャラクターのおかげで、20代前半のひとにも、さらには中学生がみても(孫の葵君が中学生なので)受け止められるドラマになったと書いていらっしゃいました。

note.com

 

たしかにこの実写ドラマの大きな魅力は、原作にはない(もしくは詳しい描写がない)キャラクターたちが、主人公たちと絡んできて、それぞれに化学反応を起こしてくるところでした。

 

個人的には、主人公とその会社のメンバーがよく行くコンビニの若い男性の店員さんとか、葵君の母親の秘書の男性とかのキャラクターが面白かったです。

主人公たちも、そのアバターたちも、原作のイメージからはかなり離れている気がしたのですが、ドラマを観ていくうちに自分の中にしっかり着地してくれた感じです。

 

キャスティングも脚本も、原作を大事にしながらも、視聴者に向けてのはっきりしたメッセージが感じられて、良かったと思います。

 

TVドラマも原作漫画も、多くの方に見ていただきたい作品です。