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楽しい毎日と、あとちょっと食のお話

ろびんのお部屋です。管理栄養士なので、栄養関係の話を中心にして、仕事の話、家族の話、読んだ本の感想を書いていきます。

2つのお仕事を辞めました

今週のお題「上半期ふりかえり」

もう6月も終盤に差し掛かります。

わたしの生活は、今年の4月から大きく変わりました。

 

16年間パートタイムで勤めた、歯科助手のお仕事。

栄養士の作ったNPO法人で、管理栄養士の資格を活かした活動を20年以上してきたこと。

 

このどちらも3月末で辞めました。

これで完全にフリーです。

 

楽しかった歯科助手の仕事

歯科助手のお仕事はいままで一番長く勤めたところでした。

管理栄養士の資格を使って、これまで社員食堂、病院、お惣菜屋さん、幼稚園など、いろいろな職場で働いてきましたが、まさか歯科医院で16年もお世話になるとは思ってもいませんでした。

通勤時間が短かったこと。

子どもの病気や家庭の事情での、休みがとりやすかったこと。

この二つが長く続けてこられた理由です。

職場の人間関係にも恵まれていたことはもちろんです。

 

栄養士としての仕事ではありませんでしたが、口腔ケアについては関心があったし、糖尿病や高血圧、骨粗鬆症などの病気があると、歯周病も悪化してしまいます。

歯科でも栄養士の仕事でも、食事の重要性が高いのは同じです。

 

患者さんたちとの会話でも、たくさん勉強させていただきました。

 

「これで何でも食べられるようになった」

「歯が入って、カラオケでもうまく歌えるようになったよ」

治療が終わって帰られる患者さんの笑顔がなによりうれしい職場でした。

 

ここでしかできないことを経験したNPO

きっかけは「在宅でレシピを作れる栄養士募集」のチラシでした。

子ども達もある程度大きくなっていて、副業としてやってみてもいいかなと。

主人の「資格を活かせる仕事というのは経験にもなるからいいんじゃない」

というひとことも背中を押してくれました。

 

問い合わせた結果、その時点でレシピ作成の人数は足りていて、料理講習会の講師を現在は求めているとのこと。

ここまできたからには…と、講師の勉強をアシスタントに入ることからさせていただきました。

レシピ原稿を作るために、PCのワードやエクセルの使い方を覚え、講義をするための栄養知識も最新バージョンに更新するために勉強です。

 

初めての講師をやったときに選んだメニュー「れんこんのはさみ揚げ」は、家で何度も試作を繰り返しました。

 

それから20年。

山ほどの失敗もくりかえしながら、料理教室の講師を続けてきました。

自分で企画を立てて(レシピやテーマを考えて)、準備(レシピ原稿作り、材料の買い出し・搬入)、実行、反省という講師の仕事にすっかりはまってしまいました。

なんといっても、受講者の方からの直接の反応がうれしかったからです。

 

主婦の方、男性限定、妊婦の方、小学生と対象はさまざま。

中でも、子ども達と一緒に料理をする「子どもクッキング」はとても楽しかったです。

子どもの反応は素直でシビアでした。

 

料理講習会の講師の他、栄養指導、コラム書き、講演会なども経験させていただく機会をいただきました。

レシピの作成にも結局参加することになり、そちらも十数年間、締め切りに追われながらも続けることができました。

 

仕事の幅の広さだけではなく、メンバーやクライアントなど、多くの人と関われたのも良い経験でした。

 

そしてこれから

鯛めしのセット

 

先日、NPOで一緒に活動していた栄養士の仲間と、食事会をしてきました。

 

食にこだわりのあるメンバーなので、幹事さんもはりきっておいしい食事処を見つけてくださいました。

ご飯が、煮物がお浸しが、ぬか漬けが…どれも素材選びと丁寧な調理にこだわった料理ばかりで、とても美味しかったです。

 

仕事仲間とのお話は、年代もバラバラのせいもあって、さまざまな方面に飛んで面白かったです。

それぞれみんな栄養士の資格を活かして、がんばっている方ばかりなので、とてもエネルギーをいただきました。

 

これからは時間に縛られない分、自分で考えて動いていかないといけません。

なにをしたいか、何をするか、これからのことが楽しみです。