今週のお題「思い出の先生」
テーマの先生ですが、学校の先生については下記のブログに小学校の理科の先生のことを書いています。
他に「先生」と思い出を手繰ると…ありました、ピアノの先生です。
幼稚園時代ピアノを習う
幼稚園の頃、バスで通っていた園の近くに有名なピアノの先生がいたということで、そこのピアノ教室に通っていました。
そこではピアノ発表会をよくやっていて、ピアノを始めたばかりの幼稚園児たちは、先輩のお姉さんお兄さんたちに花束を渡す係に駆り出されていました。
わたしも母がミシンで縫ってくれたフリフリのドレスを着て、華やかな舞台に上がった記憶があります。
肝心のレッスンの方はといえば、女の先生に叱られてばかりの思い出しかありません。
「またやっている…オルガン弾きはダメ! 指はしっかり立てて弾くの」
まだ小さい手が鍵盤をなかなか掴めない状態だったのですが、指を寝かせて弾く「オルガン弾き」をしないように、何度も注意をされました。
そんなこんなで教室にはいやいやながら通っていました(ときどき駄々をこねて行かないこともありました)。
あるとき親におねだりして「メトロノーム」を買ってもらったことがありました。
ぴかぴかのメトロノームがうれしくて、家でいろんなテンポに合わせてピアノを弾いて遊びました。
その後のレッスンでもうれしくて、先生にメトロノームの話をしました。
「メトロノームもいいけど、まず間違わないように弾こうね」
バッサリ言われて、なんか浮かれていた自分が情けなくなりました。
近所のおばあちゃん先生のピアノ教室へ
小学校に上がった頃にはそのピアノ教室は辞めていたのですが、母が家の近くのピアノ教室にわたしを連れていって、今度はそこでレッスンを受けることになりました。
わたしも両親も特に音楽が好きだったわけではないのですが、当時の女の子の流行りの習い事がピアノで、近所の幼馴染の女の子もそこに通っていました。
わたしもそんなものかと、特に疑問を持つこともなく、またピアノを習いに行き始めました。
過去ブログにも書きましたが、次のピアノ教室の先生はかなりのおばあちゃんでした。
(いつも和服で、ピアノを置いている部屋も畳の部屋でした)
わたしはもっぱらそこの飼い猫目当てに通っていました。
教室の雰囲気も前のところとは違い、間違いは指摘されても、先生に強く叱られた記憶はありません。
「あとは家でもう一度練習してきてね」
でいつも終わりだったと思います。
赤バイエルからもう一度
前のピアノ教室である程度レッスンを受けていたとはいえ、おばあちゃん先生のところでは、一番始めの赤い表紙の「バイエル」からもう一度始めました。
初心者のピアノ教本は、「赤バイエル」「黄バイエル」「ツエルニー」「ブルグミューラー」という順番に進んでいくのが一般的らしいです。
(最終的にはブルグミューラーの途中までやりました)
その先生のところでは、他に唱歌がたくさん入った楽譜も渡されて、それも弾いたり歌ったりという練習をしました。
(いまでもその時に暗譜して弾けるようになった「峠のわが家」は強くこころに残っています)
前のところとは違って通うのはいやではなかったのですが、かといってピアノが好き…とも思えなかったので、母親に辞めたいと伝えました。
「自分で(先生に)言えるなら辞めていいよ」
と言われたので、素直にそのまま先生のところへ行って辞めました。
あのまま続けていたら…と時々思うことがあります。
今でも猫を抱いてにっこり笑っていた和服のおばあちゃん先生の笑顔は、楽しい記憶として残っています。
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