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楽しい毎日と、あとちょっと食のお話

ろびんのお部屋です。管理栄養士なので、栄養関係の話を中心にして、仕事の話、家族の話、読んだ本の感想を書いていきます。

雨の中で出会ったモツ煮込みとホルモン焼き

今週のお題「感動するほどおいしかったもの」

 

記憶を探って思い出しました。

極限状況で食べたモツ煮込みとホルモン焼きが身体に沁みておいしかったことを。

 

それはバイクツーリングでのこと

主人とは交際中からよくバイクでツーリングを楽しんでいました。

主人はZ400FX、わたしはAR125とふたりともカワサキのバイク乗りです。

 

あるときバイクで1泊旅行をする計画を立てました。

「キャンプもいいけど、温泉旅館でゆっくりするものいいね」

「うんうん」

「この旅館、いまならカニ料理のコースで6000円と8000円の2つから選べるんだって」

「当然…8000円!」

 

食べることは大好きなふたりなので、美味しいものをたくさん食べるべく、より高いコースにしました。

 

そして旅に

待望のツーリング当日。

曇りだったのですが、途中雨がぽつぽつ降り始め、やがてどしゃ降りの雨になりました。

バイク乗りには雨の日はつらいです。

合羽を着こみ、視界の悪い中を必死で運転操作をしていくのですが、手がかじかみ、身体全体が冷えてきました。

それに大きな空腹感!

 

旅館まではあと30分ぐらい。

チェックインすれば、間もなく夕食の準備をしてもらえる時間…

 

そんなタイミングで目の前にモツ煮の看板が掛かった食堂が見えてきました。

 

「休もう…」

「了解。これが限度」

 

食堂の「モツ煮込みとホルモン焼き」

合羽を脱ぎ、ヘルメットを抱えた若いカップル。

髪はべっとり頭に張り付いて、ふらふらと食堂の戸を開けると、そこは熱気に満ちていました。

 

頭にタオルを巻いたガテン系のおじさまたちで一杯の食堂で、皮ツナギ姿のわたし達は明らかに浮きまくっていました。

 

でもそんなことにかまっていられる状態ではありません。

「お腹が、減った…」

 

モツ煮込みとホルモン焼き、どんぶりご飯、たくあんを注文しました。

 

「このどんぶりご飯を食べたら、旅館のごはん食べられないよね…」

 

そう思っても、口に香ばしいモツ焼きをほおばった瞬間、理性は吹っ飛びました。

おいしい… すききったお腹と冷え切った身体に染みわたります。

モツ煮込み、ご飯、ホルモン焼き、たくあん、モツ煮込み…

もう止まりません。

 

ホルモンがこんなにおいしい食べ物だったなんて。

 

雨はまだ降り続いていましたが、すっかり気力と体力を取り戻して、旅館に辿り着くことができました。

 

そしてそのあと

チェックインして入浴を済ませ、お部屋に運ばれたお膳一杯のごちそうを目の前に、さすがにちょっと固まってしまいました。

それでも若さに物を言わせて、カニ鍋、かにしゃぶ、茹でガニ、刺身に天ぷらと食べまくり…

がんばりましたが、さすがに完食はできませんでした。

く、苦しい。

 

翌日は雨も上がり、青空が広がりました。

旅館の食事も決して悪くはなかったのですが、あの極限状況で食べたモツ煮の記憶が鮮明に残ったツーリング旅行になりました。

 

結論「モツ」はおいしい

いまでも、モツはモツ煮込みやモツ鍋でよくいただきます。

すっかりモツ好きになってしまいました。

 

でも、あの時のモツ煮込みとホルモン焼きを越えるほどのおいしさを感じることは、もうないかもしれません。

 

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