今週のお題「制服」
わたしが仕事で一番長く着た制服は、「白衣」です。
管理栄養士として、給食施設や病院で勤務していたときの仕事着は白衣でした。
また、NPO活動をしていたとき、料理講習会ではいつも白衣を着用していました。
白衣についてのこだわりについては、過去ブログでも触れています。
白衣の思い出
そもそも白衣は、わたしの身近にありました。
小学生の時、あこがれていた理科の男先生はいつも颯爽と白衣を翻していましたし、
医療事務をしていた母が、病院で仕事をするときは白衣でした。
自分もアレルギーがあったり、気管支炎にたびたびなっていた子どもでしたので、病院は行き慣れた場所でした。
そんなこんなで白衣を着る仕事を選んだのも、自然な流れだったのかもしれません。
白衣で通した「子どもクッキング」
小学生対象の子どもクッキングの講師を長いことしていましたが、いつも白衣と三角巾姿でやっていました。
子どもたちは「先生」と呼んでくれるけど、自分としてはみんなと一緒に楽しく料理を作っている感覚でした。
一括りに管理栄養士といっても、医者が専門で分かれているように、得意分野は職場によって違います。
わたしの場合は、事業所や病院や幼稚園などいろいろな職場を体験できたのと、実際に調理現場で180食ほどの給食の調理をしていた経験が大きな武器になっていました。
それともうひとつ、ふたりの息子の母として、家庭の主婦として、料理を作ってきたことも大きなスキルです。
料理講習会では栄養のことだけではなく、実際の手際よく料理をするコツとか、材料や調理時間に応じて調理のやり方を変えることとか、自分なりの特色を出せたと自負しています。
子どもクッキングでは、野菜の切り方、下ごしらえ、効率よく調理をするための準備の仕方、火加減の目安、試食、片付けを通して、食の自立をしてもらうことを目指してきました。
子どもたちの記憶のどこかに、白衣を着た面白いおばさん先生が残っていてくれればうれしい限りです。