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楽しい毎日と、あとちょっと食のお話

ろびんのお部屋です。管理栄養士なので、栄養関係の話を中心にして、仕事の話、家族の話、読んだ本の感想を書いていきます。

初夏真っ盛りに、よもぎ餅を手作りしました

お題「こだわりレシピ」

4月も終わりに近づいてきました。

日々、暑いです。

 

スギ花粉も飛ばなくなり、洗濯物の外干しも大丈夫になり、庭に出ての作業も可能になりました。

 

庭に出て雑草を抜いていると、よもぎが目につきました。

まだそんなに大きくなっていない。

若芽を摘めば餅にできるかも。

 

よもぎ

手作りよもぎ

 

「ねえ、よもぎ餅食べたい?」

「たべたい!」

主人が即答したので、作ることにしました。

 

子ども達が小さい頃は、よもぎ摘みからすり鉢で摺ったり突いたりする作業を一緒にしていましたが、もうずいぶん長い間作っていません。

ほんとうに久しぶりの作業です。

 

材料と下準備

よもぎの若芽、上新粉、ゆであずき

材料はシンプルです。

庭で摘んだ、よもぎの若芽、上新粉(米の粉)、味付け済みのゆであずき、以上。

 

よもぎはよく洗って、重曹を加えたお湯で茹でこぼします。

茹でこぼす

さっと茹でたら、流水ですぐ冷やします。

 

あとは軽く水気を絞ってすり鉢で摺ります。

絞ればほんのちょっとに

ここで、最近わが家でもあんまり出番のないすり鉢が活躍してくれます。

 

いま一般的な家庭にはまずないらしい、すり鉢です。

重いし場所は取るし、すりごまも、魚のすり身も、とろろも、摺った状態で売っているので。

摺る作業とすり鉢の後始末は大変だけど、楽しいです。

子どもクッキングでも、すり鉢を出したら大喜びで作業をしてくれました。

 

はなしはずれますが、昔はどの家庭にもあって今はない台所用具というと、このすり鉢と、巻きす、急須が浮かびます。

場所を取るとか、家で作らなくても買えるとか、ペットボトルがあるからなど、理由は納得できますが、食を楽しむにはあった方がいいと思う派です。

 

さて、ちょっとのよもぎの葉も、摺りのばしていくと香りも立ってきました。

摺ったよもぎ

よもぎの餅にする

餅の準備もします。

上新粉に熱湯を加えて混ぜます。

 

まとまってきたら、手で捏ねてピンポン玉ぐらいに丸めて蒸し器で蒸します。

 

上新粉を練る

蒸す

蒸し器にクッキングペーパーを敷いて、上新粉の玉を並べて20分くらい蒸します。

蒸し上がったら、1個2個と少しずつすり鉢に入れながら潰して突いていきます。

 

突いて混ぜる

ある程度混ぜってきたら、あとは手で捏ねて仕上げます。

手で捏ねる

きれいな色になってきました

つぶあん

あんこは缶詰めを開けるだけです。

よもぎ餅の試食

あんこを中に入れたよもぎ餅と、あんこを添えたよもぎ餅の2パターンを作ってみました。

今日はとりあえすあんこ添えの方を食べてみました。

完成! よもぎ

きれいな色に仕上がりました。

よもぎ餅だねえ」

「でもよもぎの香りがあんまりしない気が」

「さすがにこの時期になると香りも飛ぶか」

「もっと粗くよもぎを潰してもよかったかも」

 

来年は春先、芽吹いた時点で摘んで作ろう。

ちょっと季節を逃してしまったよもぎ餅でした。