今日、テレビで「嵐が丘」の紹介をしていたのですが、その中で重要なエピソードとしてヒースクリフがキャサリンの話を盗み聞きする場面を紹介していました。
ちょっと違和感があったので、相方と話をすると、相方は冒頭の幽霊のシーンが一番印象に残っているとのことでした。私も同じで、幽霊になってしまった後でも相手に会いたいというヒースの様子が、先を読みたい気持ちにさせてくれたのを覚えています。
ひとしきり感想を話し合った流れで相方が言ってきました。
「あれはすごかったよね。最後は屋敷が沼に飲み込まれて終わるんだもん」
「そうだね。本当に悲劇だったよね」
「ちょっと待て。混ぜるな危険だよ」
「?」
「屋敷が沼に飲み込まれるのはアッシャー家の崩壊でしょ。嵐が丘の屋敷はそのまま建ってるよ」
「!?」
そういえばそうでした。うちの相方はいつも真実の中に嘘を混ぜてくるので危険でなりません。ひとしきりからかわれました。まったくもう。
そういえば、ヒースはエリカと同じ植物を指すのですね。可愛い花のエリカの花言葉が「孤独」であるのが納得できました。