10月10日は晴れの特異日だったはずなのに、台風で大荒れの一日でした。
今年まだ2ヶ月以上あるというのに、ベスト10を選ぶという無謀なことに挑んでみます。
きょうはとりあえず半分の5作品をご紹介します。
「金剛寺さんは面倒臭い」
「バーナード嬢曰く」
「JKども荒野をゆけ」
「児玉まりあ文学集成」
「偽史山人伝」
最近最終巻の7巻が出ました。
とにかく熱く前を向いている漫画です。
前の6巻で読者からのお題頂戴ネタをしていたので、まさか最終巻がこんな展開になるとは思ってもいませんでした。
ストーリーを紹介してもこの漫画の魅力を伝える自信がありません。
とにかく手にとって読んでいただきたいです。
わたしはとても幸せな気持ちになれました。
この作者さん、大好きです。
こちらは最新刊の5巻まで単行本が出ています。
主人公の町田さわ子はできるだけ本を読まないで、自分を読書家にみせたがっている女子学生です。
学校の図書館でさわ子を観察している遠藤君、SF好きの神林さん、図書委員でミステリ好きの長谷川さんなどとやりとりをしている中で、多方面の分野の本や名言を紹介してくれる本です。
「犯人はオランウータン」「凶器はマンドリン」
という推理小説を全然知らない人には何のことか全くわからなく、知っている人にはこのフレーズだけで端的な名作の紹介になっているという、ネタバレであってネタバレにならないひとことにガツンとやられました。
巻を重ねるごとにさわ子も成長していき、4人の繋がりも強くなっていくのがうれしいです。
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生徒会書記の主人公が女子高生だけの惑星に追放されるところから始まるSF漫画です。
出てくる子たちがみんな懸命で前向きなので、読んでいて気持ちがいいです。
ラストの向かっていくところも、こちらの予想を超えた展開でした。
物語を読むときは、こういう世界で、この人物はこういうひとで、と設定を理解しようとします。
この漫画はそんなアプローチをまったく無にしてくれます。
読んでいくうちにその世界そのものが揺らいでいく、めまいがするような作品です。
こんな感じ、嫌いじゃありません。
単行本は2巻まで出ていて、続刊が楽しみです。
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この漫画も独特の絵と世界観があります。
鏡の向うの裏返った世界の自分とずっと入れ替わっていて、元の世界に戻るはなし。
水たまりの底の世界のはなし。
など、なんとなく肌感覚で理解できてしまう感じがすてきです。
タイトルの偽史山人伝の細かい積み重ねで作られた世界観は圧巻です。
残りの五冊は、明日ご紹介します。