今週のお題「おうち時間2021」
本日から5連休に突入しました。
NPOのお仕事の方も4月中にひと段落したので、ほっと一息ついています。
長い休みに、普段できないことをいろいろするつもりです。
不用品の片付けや庭の作業をするとか、ゆっくり映画を観たり本を読んだりしたいです。
以前、読まないと後悔する漫画ということで「うしおととら」をご紹介しました。
他にも「とにかく面白い」「世界観がすごい」「生き方が変わる」などの理由でお勧めの漫画がいくつかあります。
「リアル」井上雄彦
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現在15巻まででています。
事故や病気やその他の理由で、車椅子生活になったひとと、その周囲の家族や知人たちの生き方を描いている漫画です。
重いテーマですが、ぐいぐい引き込まれていきました。
登場人物ひとりひとりが主人公のおはなしです。
特に13巻の悪役レスラー白鳥さんのエピソードには、心を持っていかれました。
勇気がもらえるおはなしです。
「プリンセスメゾン」池辺葵
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自分の家(マンション)を購入しようとする一人暮らしの女性を中心に、マンションを販売する会社の社員たちの生き方や日々の生活が淡々と描かれた漫画です。
マンションに住む、いろいろな女性たちの人生も登場します。
センスのいいモノたちに囲まれ、おいしいものを作って知人たちをもてなし、ワインや旅行のはなしをする女性が、ひとりベットに横たわったときにこぼれた
「わたしいつ死ねるんだろう」
のひとことは深く心に突き刺さりました。
しあわせの形は無限にあると思います。
自分はどんな形でしあわせになりたいのか、考えさせてくれるおはなしです。
同じ作者さんの「どぶがわ」も大好きです。
こちらは現実と別の世界とのゆらぎ具合が魅力的な連作集です。
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「地上はポケットの中の庭」田中相
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短編集です。
コガネムシと男の子のはなし。
目の見えない王に仕える庭師のはなし。
将棋の世界にいるキラキラした男の子のはなし。
など、ページを開くとまったく別の世界へ連れていかれます。
タイトルの「地上はポケットの中の庭」では、永遠の中に切り取られた一瞬をまぶしく描いています。
読後感がどれも一篇の短編映画を観たような作品集です。
この作者さんの長編「千年万年りんごの子」もおすすめです。
りんご農家の妻と夫が不思議な世界に巻き込まれていきます。
これしかないと思わせてくれるラストの展開は圧巻でした。
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おすすめ漫画、まだ続きます。