天気予報は外れることなく、きょうは一日冷たい雨でした。
小学生を対象の子どもクッキングの講師をしているのですが、コロナの影響で今年2月の開催を最後に休講となっていました。
今回の再開にあたって、コロナ予防のために「ひとりで料理の全過程を作り、作ったものは試食をしないで持ち帰る」ことに変更を余儀なくされました。
いままでは、主食・主菜・副菜・汁物・デザートを皆で協力して作って、試食するという形でした。
場合によっては班を作り、上級生に下級生の面倒をみてもらいました。
試食の際にはお迎えの父兄に少し早くきていただき、一緒に子ども達の作ったものを食べていただきながら、子ども達の様子をご報告しながら食に関するお話もしました。
自分なりの講習会のスタイルを作ってきたつもりですが、また仕切り直して新しい子どもクッキングを探っていきます。
ソーシャルディスタンスも考慮して、今回から4人定員での募集をしたところ、2月まで来てくれたお子さんのうち3名が申し込んでくれました。
再開第一弾は「ポテサラサンド」「ハムたまごサンド」「かぼちゃのクッキー」「にんじんのクッキー」の4品を作って持ち帰ってもらいました。
サンドイッチのポテトサラダ作りや、ゆで卵作りはいままでの復習も兼ねています。
今回の目玉は野菜を使ったクッキー作りです。
生の野菜を入れるので、同じg数でも生地の柔らかさが毎回変わります。
薄力粉とバター、砂糖の分量は固定にして、あとはオーブンでの焼き時間を加減して仕上げることを覚えてもらいます。
試作のときはにんじんの絞りが足りなかったので、にんじん生地が柔らかめになりましたが、本番ではかぼちゃの方の生地の方が柔らかくなりました。
「これでクッキーになるの?」
「まとまらないよー」
「ぎょうざの皮つくったときや、まんじゅうを作ったときを思い出して。
あのときみたいにこねればまとまる!」
「そうか!」
捏ね方を思い出したようで、まもなくきれいにまとまりました。
子ども達の一番楽しい時間です。
みんな真剣に工夫をこらして形を作っています。
ハート型を作った子も、長細い形を作った子もいます。
冷ましてからハロウインの包装をしてもらいます。
「先生、ちゃんとクッキーになったね!」
「本気で心配していたのね…」
お持ち帰りしてもらうので、とりあえず包丁で切って切り口を見せつつ並べてみたら、また切る前の状態にもどしてラップで包んでもらいました。
味の感想をその場で聞けないのが残念ですが、「妹に食べてもらう」「お母さんに!」とうれしそうな子ども達を見送りました。
来月は押し寿司、再来月はクリスマスメニューの予定です。