今週のお題「告白します」
実はわたし…ということで書かせていただければ、わたしは「先端恐怖症」です。
尖ったものが自分の方を向いていると、眉間の下、鼻の付け根ぐらいのところがむずむずして落ち着かなくなります。
自分にそんな恐怖症があると気が付いたのは、大学生の時です。
対面で話しをしているひとがタバコを吸っていて、その先端が自分に向くのが耐えられなくなってきてしまったのです。
ペンや指先、車に乗っているときに前にいる車の荷台に積んでいる木材やパイプなども、意識すると耐え難いものになりました。
自分に突き刺さってくる画像が浮かんで頭を離れないのです。
自分なりの対策として、自分に向いているのは「尖った先端」ではなく、距離を置いてみたらもっと大きな塊に過ぎないと思い込むことで、気をそらすようにしていました。
これはそれなりの効果があったので、実生活で困ることはそれほどありませんでした。
指を目に向ける恐怖に耐えられないので、コンタクトレンズの装着は一生できないと思いますが。
きのうの夕暮れ
きのうも好天気だったので、夕焼けを遮る雲もなく、遠くまで見通せました。
青空に溶けていくオレンジは、わたしの大好きな色合いです。
最近になって、なんで自分が先端恐怖症になったのか、その原因らしき思い出がよみがえってきました。
それは小学1年ぐらいの頃、結膜炎で親に眼科に連れていかれた記憶です。
あるとき、自分の前の番のおじいさんが診察台に横たわって先生に診てもらっていました。
先生は普通に注射を取り出して、おじいさんの白目の部分に注射をしたのです。
こうして文章にするだけでも、胸がドキドキして苦しいです。
おじいさんが眼を動かしたら、黒目のところに突き刺さってしまうのではないか。
自分だったら、絶対動いてしまう。
わたしは結膜炎だったので、目の洗浄と目薬を差してもらうくらいの診察を何回か受けただけでした。
でもいつ自分も眼に注射されるかわからないと、眼科にいくたびに手に大汗をかきながら、恐怖と戦っていました。
うん、これですね。
これはトラウマになります。
原因がわかったから恐怖症を克服できるということにはなりませんが、ある意味自分でもとても納得できました。
これからもこの恐怖症とは、うまく折り合いをつけながら付き合っていくしかないと思っています。