今週のお題「自由研究」
自由研究ですが、わたしが講師をしている小学生対象の子どもクッキングの生徒たちに
「ここで料理をしたことをテーマにしてみたら」
と夏休みに入るたびに言っています。
今はコロナ禍でお休みしていますが、毎年夏の特別講座で、 手作り感が大きい献立にしています。
今までやってきたのは、手打ちうどんとか、手作りピザとか、牛乳から作るカッテージチーズとか、皮から作る餃子などです。
商品として市販されているものが、どうやって作られているのかを知ることは大事です。
お店で買うものと思い込んでいるものを、ある程度の手間をかければ、身近な材料で作ることができるということを知ってもらいたいのです。
そこまで本格的な料理を作らなくても、いつもの調理で、子ども達はいろいろなことを発見して驚いてくれます。
じゃがいもを水に浸けて、加熱しても崩れにくくする作業をしていると
「あれ? 白いものがどんどん出ているよ!」
「よく見ているね! それがじゃがいもの中のでんぷんだよ」
透明な海老を炒めると、どんどん赤くなってきたり。
赤い肉を炒めて火が通ると、白くなったり。
料理は「なぜ?」「不思議!」なことでいっぱいです。
自分なりの「なぜ?」を大事にすることで、子供たちは考える力を育ててゆきます。
自分が本当に感じている疑問を解くために考えることで、どんどん調べるときのアイデアが出てきます。
このアイデアの出し方を体得しておくと、学校でも社会でもとても役に立ちます。
そういう意味で、自由研究の課題に自分の好きなものや、普段からある疑問を選ぶのはいいことです。
料理は、日常の中での化学的変化利用の宝庫です。
調理の時の加熱、冷却、たんぱく質の凝固、素材の変成、液体から固体へ、個体から液体へ。色の変化、味の変化、電子レンジによる電波による分子の振動が熱に変わる、包丁の切れ味によって、細胞が破壊されず食感が変わる、スパイスの潰し方によって風味が変わるなど、たくさんのネタがあります。
料理の疑問を採用すると、けっこうしっかりした自由研究のテーマになりますので、おすすめです。
きのうの雲
きのうは、晴れときどき曇り、にわか雨の変わりやすいお天気でした。
質量のある夏雲に見とれていたら、あっという間に雲が青空を覆っていきました。
大量の雲は黒い雨雲になり、一時期どしゃ降りの雨になりました。
めまぐるしく変わるお天気は、さまざまな雲の形を見せてくれました。
今週は、主人の2回目のコロナワクチンの接種がありました。
わたしが2回目の接種後に発熱してしまったので、解熱剤を用意して備えていました。
腕は痛いといっていましたが、熱ほかの副作用は出なかったようなので、とりあえず一安心です。
首都圏はものすごい勢いで感染者数が増えていますので、今後とも注意して、感染対策をしていこうと思っています。