今日は2か月ぶりの子どもクッキングの日でした。前回は台風の直撃予想日だったので、やむを得ず…
1人だけお休みで、6人が参加してくれました。
本日は秋の献立で、「秋の吹き寄せごはん」「いものこ汁」「洋風茶わん蒸し」の3品を作りました。
秋の吹き寄せごはん
「秋の吹き寄せごはん」は紅葉した落ち葉をイメージした炊き込みご飯です。
にんじん、しめじ、鶏ひき肉、油揚げを入れた炊き込みご飯で、炊き上がりに小さなさいの目に切って揚げたさつまいもを混ぜ込みます。
お米を洗ってくれる子に、
「きょうはちょっとお米が違うんだよね。わかる?」
「む? あ、透明のお米と白いお米がある!」
炊き込みご飯にはもち米を混ぜるとおいしくなるので、混ぜてきたんです。ちゃんとわかってくれてOK!
いものこ汁
「いものこ汁」は山形の郷土料理として有名ですが、山形以外にも宮城、岩手、秋田などでも里芋を入れた汁はよく作ります。
山形では肉は牛肉を使い、宮城では豚肉、岩手、秋田は鶏肉を使います。他にも味付けがしょう油味、味噌味といろいろです。
(余談ですが、仙台での大学時代に「芋煮会」があり、東北各県出身の大学生たちの間で芋煮の具材や味付けをめぐって、大論争になった思い出があります。東北以外の出身者は、こいつらは何をやっているんだろうという目で見ていました)
今回はわたしの生まれ故郷の岩手流の鶏肉を使い、しょうゆ味で仕上げました。
洋風茶わん蒸し
「洋風茶わん蒸し」はコンソメ味のスープを出汁にして、ハムやしめじを入れて作りました。
「茶わん蒸しきらい」という子が何人かいました。
「なんできらいなの?」
「ギンナンがいや」
「シイタケがいや」
「きょうはどっちも入ってないよ」
「シメジがいや」
「そっか。じゃあシメジなしにしていいから食べてみて」
シメジ抜きの茶わん蒸しも作ってもらいました。
「どうよ」
「プリンみたいでおいしい!」
シメジやシイタケはとてもいい出汁が出るので、できれば入れたいのですが、それで食べてもらえないのは本末転倒です。
一度でもおいしいと感じてもらえば、次はシメジも食べてくれるかもしれません。そんなふうに食べることを楽しんで、受け入れられる料理の幅を広げてもらえるとうれしいので、譲歩できるところはゆずっていきます。
今回のお料理ポイント
試食にて
「うまっ!」
「まだあるから、お代わりして食べていいよ!」
炊き込みごはんもいものこ汁も全部残さず食べてくれました。
12月はクリスマス料理になります。
子ども達の反応を想像しながら、またわくわくしながら準備します。