今週のお題「〇〇の成長」
いろいろありますが、パッと浮かんだのは、やっぱり子どもの成長でしょうか。
成長の大きな節目
息子が2人いますが、どちらも大学進学時に親元を離れて一人暮らしをし、そのまま就職して完全に手元から離れました。
主人が社会に出る前に一人暮らしをするのは絶対にプラスになるということで、家から通える距離でも一人暮らしをさせたほうがよいという考えを持っていたためです。
前にも書きましたが、学生の時のモラトリアムの時間は一生のうちでこの時期にしか得られないもので、 24時間を自由に使える感触を味わっておいてほしいということです。
わたし自身もまさにそれを体感しているので、その経験をしてほしいという気持ちは強くありました。
それでも子ども達が家をでるとき、わたしにはいくつか心配なことがありました。
- 新しい世界で新しい仲間をみつけてうまくやってくれるだろうか。
- 主人とまた2人だけの生活になって、どう変わっていくのだろう。
- 子ども達がいないことに寂しさを感じないだろうか。
まあ、この3つは根っこは同じ話です。子ども達が独立して親離れし、親もそれを受け入れることができるだろうかということですから。
結論からいうと、この心配はどれも杞憂に終わりました。
親離れ
子ども達はしばらくはホームシックもあったようですが、ある時、帰省したときに、今住んでいるアパートに「帰る」と普通に言い出したので、これは大丈夫だと。
彼の帰るべき場所は実家ではなく、今生きている場所になったのだと思いました。
長男などは、大学生活1ヶ月目で、様子を見に行ったわたし達に彼女を紹介してくれるくらいのエンジョイぶりでした。
(この時の彼女とは8年間の交際の末、今年の夏に結婚式を挙げました)
次男は大学時代にお肉やさんでアルバイトを始めてから、一皮むけたみたいです。
以前はしり込みしていた電話の応対もサラリとこなし、大学のサークルの部長になったと聞いた時はびっくりしました。
(いままで「長」がつく役目は極度に避けてきた子なので)
2人ともよい先輩、友人たちに出会えたようで、親としては本当にうれしいです。
子離れ
さて残された親2人ですが、主人はわたしと違い超ボジティブ思考なので
「また新婚時代に戻った! フリーダム!」
とのたまっていました。この人のポジティブ思考はいつもわたしを助けてくれます。
確かに自由度は上がりました。読んだ本や映画のはなし、これからの生活についてなど話題は尽きず、ついつい夜更かしして話し込むこともしばしばです。
自分がどういう人生を過ごしたいのか、改めて今考えています。
寂しい気持ち
最後の子どもがいない寂しさですが、超ポジティブ思考の人と一緒にいるおかげで、ほとんどないです。
「なんでこんなに音沙汰ないの」とはしばしば思いますが、まあ自分のことを省みてもそんなもんでしたので、便りがないのが良い知らせと思うことにしています。
たまに帰省した時に、息子と家でお酒を飲みながら話すのが楽しみです。
蛇足の「グングン伸びる」
蛇足ですが、次男は大学に入って1ヶ月目に様子を見に行った時、玄関を開けてくれた時に激しい違和感を感じました。しばらくその理由がわからなかったのですが、「声変わりした?」という主人の言葉でわかりました。
次男は高校のころまで背が低く、高い声のままだったので、一生こんな声だと思っていたのです。声変わりだけでなく、身長も5センチくらい伸びたようで、そのまま伸び続けてうちでいちばん背が高くなりました。
26歳になった今も、「まだ伸びてる」とのことで、我が子ながらいったいどういう身体構造なのでしょうか。メトセラのような長命種への先祖返りかもしれません。