秋の夜長の読書感想です。
スティーヴン・キングの小説「ジョイランド」を先日読了しました。
「ジョイランド」というのは海辺にある遊園地の名前です。
観覧車あり、射的場あり、幽霊屋敷あり、ポップコーンやホットドッグの屋台ありの遊園地。
園に入るとポラロイド写真を撮って販売する女の子たちや、マスコット犬のハウイーが迎えてくれます。
読んでいるうちに、なんか自分がそこに行ったことのあるようなすごく懐かしい気がしてきました。
キングの得意な細かい描写のせいでしょうか。
主人公は大学生の男子で、彼の回想からジョイランドでアルバイトをしていた時の物語が始まります。
人生で何度も思い返して生きる糧になるほどの幸せな体験、忘れられない恐怖や喪失感についての物語です。
ぜひ一読をお勧めします。
これは切ない青春小説です。
キングの青春小説というと「スタンドバイミー」「IT]などが浮かびますが、わたしの中ではそれらと並ぶくらい心に残る作品でした。
※きのこの里の続報
しいたけは密集してきたので、間引きのためいくつか収穫しました。